世界から「リン」がもうすぐなくなる! しかしメディアは報じず、専門家も放置…このままだと大惨事に!?
一説では、現在のリンの消費レベルが続くと80年以内にリン鉱石の埋蔵量が枯渇するという。しかし先の通り今後の需要がさらに増えるとなれば、あと40年しか持たないとする分析もあるようだ。
中にはあと400年は持つという試算もあるが、いずれにしてもほとんどすべてのレポートは、さらなる研究が必要とされている差し迫った問題であることに同意している。リン資源枯渇の問題もまた、我々人類が直面している“待ったなし”の問題であることは確かなのだ。
■リサイクルシステムの構築が急務の課題
リン資源枯渇への現実な対処法の筆頭に挙げられるのが消費の削減であることは間違いない。リン酸が少なくて済む肥料の開発や、肥料をあまり使わない農法の開発、そしてリンの効果的なリサイクル方法の開発が鍵を握るものになるだろう。
前述したように“使い捨て”であるリン酸はそのまま土壌と海を汚染していることも問題になっているのだが、研究者たちはリン酸塩を燃料、肥料、または食品として約46回再利用できるリサイクルシステムの構築が可能であると言及している。
現在の貧弱なリンの管理によって、水資源の地球規模の汚染を引き起こしている一方、世界中の食料生産をサポートするためのリン酸肥料への公平なアクセスが達成できないと研究チームは指摘している。発展途上国などでは今後まだまだリン酸肥料の需要が高まるのだ。
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2024.10.02 20:00心霊世界から「リン」がもうすぐなくなる! しかしメディアは報じず、専門家も放置…このままだと大惨事に!?のページです。リサイクル、仲田しんじ、農業、資源、環境汚染、リン鉱石、肥料などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで