東京オリンピックと“同時期”に南海トラフ巨大地震の可能性! 2020年は地震の“当たり年”か、過去データでガチ判明!
東京オリンピック開催まで1年を切ったが、日本は台風・地震・火山噴火などが相次ぐ災害大国であることを忘れてはならない。筆者は、オリンピック前後に南海トラフ巨大地震や首都直下地震が発生することで、その開催自体が危ぶまれる事態も十分にあり得ると考えている。「いつ起きてもおかしくない」とされる2つの超巨大地震だが、実はそれら発生の鍵を「黒潮大蛇行」が握っているということはあまり知られていない。
■南海トラフ巨大地震発生の法則
南海・東南海・東海、あるいはそれらのエリアが連動してM8以上の規模となることが想定されている南海トラフ巨大地震。筆者が過去の南海トラフ巨大地震の発生タイミングを分析したところ、かなりハッキリと「法則性」を見出すことに成功した。それは以下の2つである。
1. 発生日がわかっている過去の南海トラフ巨大地震は、すべて7~2月にかけて起きている。
2. 黒潮の大蛇行が発見されて以降、南海トラフ巨大地震はすべて黒潮の直進期(大蛇行が起きていない期間)に発生している。
日本列島の南岸に沿い、房総半島沖で東へと流れる海流「黒潮」は、紀伊半島・遠州灘沖で南へと大きく蛇行して流れることがあり、これを「黒潮大蛇行」と呼ぶ。大蛇行の発生が初めてわかったのは1854年のことだが、それ以降に発生した南海トラフ巨大地震は、すべて黒潮が大蛇行“していない”期間(非大蛇行流路の最中)に、しかも7月から年をまたいだ2月までの期間に発生しているのだ。この法則が例外なく当てはまる以上、偶然として片付ける姿勢は懸命ではない。以下、さらに詳しく解説を続ける。
・ 7~2月に起きる
まずは法則1に関して、発生日がわかっている南海トラフ巨大地震(7世紀以降)とそのデータを抽出すると次のようになる。
684年11月26日:白鳳地震(南海トラフ全域説) M8.2
797年8月14日:南海トラフ地震があった可能性
887年8月22日:仁和地震(南海トラフ全域説) M8~8.5
1096年12月11日:永長地震(南海トラフ全域説) M8~8.5
1099年2月16日:康和地震(南海地震説) M6.4~8.5
1185年8月6日:文治地震(南海トラフ地震説) M7.4
1360年11月13日:紀伊・摂津地震(東南海地震説) M7.5~8.0
1361年7月26日:正平・康安地震(南海トラフ地震説) M8.2~8.5
1498年9月11日:明応地震(南海トラフ地震説) M8.2~8.4
1605年2月3日:慶長地震(南海トラフ地震説) M7.9~8
1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域) M8.4~8.6
1854年12月23日:安政東海地震(東海道沖の巨大地震) M8.4
1854年12月24日:安政南海地震(南海道沖の巨大地震) M8.4
1944年12月7日:昭和東南海地震 M7.9
1946年12月21日:昭和南海地震 M8.0
このように、すべてグレゴリオ暦の7月から2月にかけて起きており、特に12月が5件と最多である。つまり、南海トラフ巨大地震は春先~初夏の期間にまったく起きていないのだ。この偏りの理由は完全に不明だが、日本国内で発生する通常の地震で季節による大きな偏りがないことと対照的だ。
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2024.10.02 20:00心霊東京オリンピックと“同時期”に南海トラフ巨大地震の可能性! 2020年は地震の“当たり年”か、過去データでガチ判明!のページです。オリンピック、百瀬直也、東京五輪、マラソン、防災、黒潮、首都直下地震、南海トラフ巨大地震、海洋研究開発機構などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで