中国版ロズウェル事件を政府が正式調査! 空軍もUFOを認め…貴州UFO事件の闇が未だにヤバイ!
事件発生の翌年95年1月、中国政府は国家直属機関である中国科学院や、中国建築材料科学研究総院など、公的機関の研究者12名を現地に派遣し調査に乗り出した。しかし、調査の後に発表された政府の公式見解は「雷を伴った巨大な竜巻が発生し、木々をなぎ倒した」というものだった。目撃者たちは光を放つ雷を飛行物体と間違えてしまっただけなのだろうか。
中国メディアの中には、こうした政府の説明に異論を唱えているものもある。事件発生当時、地域一帯を強い強風が襲ったことについて、窓ガラスが割れるなどの被害が報告される一方で、なぜかこの地区に多くあった農業用ビニールハウスが1つも壊れていなかったのである。また、竜巻によって木が折られたとは言うが、その木々の下の落ち葉などには風で舞い上がったような痕跡が全く見られないなど不自然な点も指摘されている。また折れた木々の一部には高温で焼かれたかのような焦げた痕があり、炭化していたことも分かっている。
中国国内でも大きな議論を呼んだ今回の事件だが、それから2カ月後、さらに驚くべき事件が発生した。1995年2月9日、中国中原航空(2000年に中国南方航空に吸収合併)の865便が広州を離陸後、貴州省へ向け飛行をしていたところ、レーダーが謎の飛行物体を捉えた。
当時、航空機は高度4200mを時速800~900キロで飛行していた。レーダーが捕らえた飛行物体は、航空機と同じ高度を維持し、ひし形から円形に形を変えるなどの信じられない変化を見せたのだ。航空機と飛行物体の間には、距離にして3.7キロほどあったため肉眼で捉えることは出来なかったものの、飛行物体の出現した場所こそ、2カ月前にUFO目撃情報があった貴州省貴陽市の上空だったのである。
なお、この事件発生当時、中原航空の管制塔は未確認飛行物体の存在について、中国空軍に報告を行っており、調査が行われていた。調査を行った広州軍区と南海軍区の両空軍部隊は未確認飛行物体が存在したことは公式に認めたものの、その正体については今も明らかにしていない。
この事件後、貴陽市はロズウェル同様、UFOの町として有名となった。現在、UFOが着陸したとされる森林は観光地となっているという。中国政府や空軍をも巻き込んだ貴州UFO事件、真相が明らかとなる日は来るのだろうか。
参考:「CCTV」ほか
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2024.10.02 20:00心霊中国版ロズウェル事件を政府が正式調査! 空軍もUFOを認め…貴州UFO事件の闇が未だにヤバイ!のページです。中国、UFO、青山大樹、貴州UFO事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで