「瞑想すると時が早く流れる」ことが大学実験で判明 → 実験方法の致命的な見落としを発見…瞑想実験の下らなさを指摘!

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画像は「getty images」より

 マインドフルネスというキャッチーな名の下に世界的な流行を見せている瞑想。創造力の増大、ストレスの軽減など圧倒的な効果が世界中で報告されている。そうした中、また新たな効果が最新の研究で明らかになった。

 米心理学雑誌「Psychology Today」ウェブ版(10月29日付)によると、フランス・クレルモン・オーベルニュ大学の研究で、瞑想には「時間認識を変容する効果」があると分かったという。同論文はオープンアクセスの査読つき科学雑誌「PLOS ONE」に先月掲載された。

・「Mindfulness meditation, time judgment and time experience: Importance of the time scale considered (seconds or minutes)」(PLOS ONE)

 被験者は瞑想をするグループと、誌の朗読を聴くグループに分けられた。前者は、前後半に分かれた15分ずつの瞑想を行った。後半の15分では、時間認識についてのテストが行われた。15~50秒のショートインターバルと2~6分のロングインターバルを体内時計に従って計測させた。

 すると、瞑想をしたグループはショートインターバルでは、実際よりも短い時間が経過したと報告し、ロングインターバルでは実際よりも長い時間が流れたと報告したのだ。また、どちらの場合も時間が“速く”流れているように感じたという。

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 なぜこのようなことが起こったのだろうか? ハーバード大学の精神科医マーリン・ウェイ医師は、主観的な時間認識は記憶に依存しているためだと指摘している。意識を向ける出来事が多ければ多いほど、主観的な時間経過も長くなるというのだ。

「何もない高速道路を運転していると、この現象を体験できます。車の往来もない道を長距離走る際には注意すべき事柄がほとんどないと感じます。そして数時間後には、思ったよりも長時間運転していたことに気づくのです。しかし、渋滞した道ではわずかな時間でも長く感じるのです」(ウェイ医師)

 しばしば、瞑想中に時間も寝食も忘れ、気づいたら数時間経過していた経験をする人がいるが、それも今回の実験と矛盾しない現象だ。

 また、実験後、瞑想をした被験者は瞑想中に不安感の減少や幸福感の増大を感じたという。これもマインドフルネス瞑想のよく知られた効果である。

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