人類の祖先“ルーシー”は実は現代のサルやゴリラよりもバカだった! リアル「猿の惑星」あり得る研究結果に!
■『猿の惑星』の“シーザー”が登場する日
「今回の研究結果は、現在の大型類人猿の神経学的および認知的特性が、アウストラロピテクスの認知能力に準じたものであるという概念に疑問を投げかけています」と研究チームは論文で言及している。
今日においても、脳の容積によって、類人猿と古代人の知能が同程度であるという認識が広まっているが、そこには脳の代謝率という重大な“見落とし”があることが、今回の研究で指摘されることになった。ゴリラの脳の血流量がアウストラロピテクスの2倍もあるという研究結果には、当の研究チームも大きな驚きを禁じ得なかったという。
「アウストラロピテクスは、脳と知能に関して、これまで大型類人猿と人間の間に配置されていました。しかし認知能力、脳代謝率、血流量はすべての類人猿の脳のサイズに準じているという基本的な仮定はどうやら間違っています」(研究論文より)
最近の研究では、鳥類の脳は実はきわめてコネクティビティに優れていて、素早い意思決定ができることが報告されている。単純に脳の大きさで知能を推定できないのは、鳥の脳の研究でも明らかになっているのだ。
もし現在のゴリラやチンパンジーなどがまだ進化の途上にあるとすれば、その先には大ヒットシリーズ映画『猿の惑星』における地球の支配者“シーザー”が誕生する日が近いのかもしれない!? また、人類がこれほどまでに進化した理由のひとつに、知的生命体いわゆる宇宙人の介入があったのかもしれない。
参考:「Daily Mail」ほか
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