12月8~10日に巨大地震発生か!? 地球の自転加速、晴れと曇りの日は特に注意を! 頭痛・めまいも発生!
■電気的地球科学の地震予知
すると、地下の電子の挙動を調べることができれば、地震も予知できると考えられるが、それはどのような方法で可能だろうか? 現在行われている地震予知で使われている方法で、地下の電子を察知できるのは次のような観測だ。
・電離層の電子数
・FM電波、流星などによる異常伝搬
・VAN法
・大気電位測定
これらの地震予知は電気的地球科学と合流することで予測精度を上げることが可能になるはずだ。現在、イタリアのバレンチノ・ストレイサー博士(International Earthquake and Volcano Prediction Center)が、電気的地球科学に基づいた地震予知を研究している。
ここで私も電気的地球科学の見地から、直近の地震発生リスクを予測してみたい。私が注目したのは、地球の自転速度である。その速度が速まる12月8~10日が危ないと予想している。自転速度が速くなることで、電子が地下の浅いところに集まってくるからだ。特に晴天・曇天の日には注意したい。雨の日に地震は起こらないからである。
■脳センサー
また、身体の不調や違和感も地震の前兆となることがある。そのヒントとなるのが、1980年代に角田忠信博士が開発した「脳センサー」だ。1978年に出版された「日本人の脳」(大修館書店)は、日本人の脳の特殊性を発見したことでベストセラーにもなったが、右脳、左脳の違いを覚えている人も多いかもしれない。角田テストという左右の耳による聴覚反応の違いを利用した測定方法を使うと、脳の状態を判定することが可能になる。角田テストは左右の耳に少しだけ時間差を作った音を聞かせ、手で音を追いかけることで確認できるが、若干の慣れが必要なテストだ。
この角田テストを使うと地震が近いとき、左右の耳の逆転現象が起きることが分かっている。脳センサーを使って地震予知を行う構想も過去にあったが、被験者を確保することが難しいこともあって実現はされなかった。
実は、筆者は角田テストの被験者の一人だった。関東のあちこちに出かけ角田テストを行ったことを思い出す。脳センサーは人間が大気電位の変化を敏感に感知していることを意味する。角田テストが発見されたころも、地震が近くなると変化する「何か」に脳が反応しているのだろうという予想があった。電気的地球科学の観点から見れば、その「何か」とは地殻内部の電子だったのだ。
脳センサーは角田テストで明確に測定できるが、一般の人でも地震が近づくと頭痛がする、めまいがする、頭が引っ張られる感じがする、といった症状が現れる人がいる。このような体感を収集することでも地震予知は可能ではないかと考えられる。原因不明の頭痛が起きるとき、大地震が近いかもしれない。
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