これは納得！「エイリアン探索の致命的な欠陥」ついに指摘される！ やっとまともな宇宙人議論へ

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　ウェッブ氏によると、SETIに関わる科学者の多くは「古代のエイリアン社会から送られたメッセージ」を受信することを想像しているという。それはSF映画などでもおなじみの「核戦争や気候変動で終末を迎えたエイリアンからの警告」などであるが、ウェッブ氏はこのような考え方について「これらは私たちの時代にある特定の不安、つまり核戦争と気候変動に基づいており、別の世界の歴史が同じように展開すると自動的に想定することはできません」と述べる。

　またある科学者はウェッブ氏に対し、「より良いバージョンの私たちを探している」と語ったという。しかし、ウェッブ氏はこの意見に対しても「技術の発展につれて倫理や道徳の感覚も発展するという個人的な考えに基づいているにすぎず、反論や議論もできる」と話す。

　ウェッブ氏らの研究の目的は、「人間の行動に気づくことで、新たな種類の探索を推し進める」ことにある。異なる視点を持つことは、科学の新たな方法を開拓するための重要で強力なツールだという。

「私たちは今、理にかなっていると思っていることをやっていますが、将来は全く違うことをやっているかもしれません」（ウェッブ氏）

　現在のやり方でエイリアンを発見できないということは、別のやり方で探す必要があるということだ。彼らがどんなやり方でメッセージを送っているかはわからず、それはもしかすると人類のまだ知らない科学によるものかもしれない。エイリアン探索とは単に宇宙にいる隣人を探すだけのものではなく、人類の未来の可能性を開くための試みでもあるのだ。ちなみにトカナ編集部はその可能性を常に指摘してきたが、ついに学術的にも語られるようになったのは喜ばしい限りだ。

参考：「Live Science」ほか

TOCANA編集部

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