史上最も「人間に近いネズミ」が誕生! “ねずみ男”が現実に… キメラ研究がヤバすぎるレベルに到達!
マウスの胚にヒト幹細胞を生成することは、これまで不可能とされてきた。しかし、研究チームの責任者であるニューヨーク州立大学バッファロー校の生理学・生物物理学のジャン・フェン教授は今回の研究について「マウスの胚で多くの種類の成熟したヒト細胞が、ヒトの胚よりもはるかに速く生成される可能性が示されている。この発見により、コロナウィルスの治療にも応用できるのではないか」と話している。
動物の細胞と人間の細胞を適切な割合で融合させることができれば、いつの日か動物の生体内で人間の臓器全体が完全な形で成長する日が来るかもしれない。そうなれば、気の遠くなるような臓器移植の待ち時間を短縮することも夢ではないだろう。
すべては将来、より高度な遺伝子組み換え実験への布石を考えてのことかもしれないが、1匹のネズミの、わずか数パーセントとはいえ、人間のカケラが含まれているというのは、なんだか忌まわしい気がしてならない。ぞんざいに始末しようものなら、それこそ後味が悪くなりそうだ。
マッドサイエンティストが倫理的に許されない実験を行ったから、フランケンシュタインのような怪物が誕生したのだ。ヒト細胞のパーセンテージをむやみに上げたとき、一体どんな創造物が現れるのか。人類の未来がバラ色ならいいがと、一抹の不安を感じている。
参考:「Popular Mechanics」、「CNN」、ほか
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