マスクせず社会的距離も取らない人は知性が低い!? 米論文が「認知機能が低い」と断言、コロナバカは本当にバカだった!

 新型コロナウイルスの流行を受けて発出された緊急事態宣言が解除され、街に人が溢れるようになってきた。東京では感染者数が連日200人を超え、14日も143人の感染が確認された。市中感染が拡大していると見られている。

 感染予防のため、飲食店では席と席の距離を開けたり、スーパーやコンビニではレジ待ちの間隔を開けるなど、社会的距離(ソーシャルディスタンシング)を取る努力がなされているが、非常事態宣言中に比べて人々の意識も徐々に薄れつつあるのかもしれない。

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 そうした中、社会的距離の遵守と認知機能に関係があることが新たな研究で明らかになった。科学ニュース「Science Daily」(7月10日付)によると、米カリフォルニア大学リバーサイド校の心理学者Weiwei Zhang准教授らが、ワーキングメモリの能力が高い人は、社会的距離を置くことのコストよりもメリットの方が大きいという認識が強く、推奨された社会的距離をより遵守していることを発見したという。同論文は「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。

Couldn’t socially distance? Blame your working memory(Science Daily)

・Working memory capacity predicts individual differences in social-distancing compliance during the COVID-19 pandemic in the United States(PNAS)

 ワーキングメモリとは数秒程度の短時間、心の中で情報を保持しておく能力であり、日本語では作業記憶と呼ばれる。ワーキングメモリが保持できる情報の量、つまりワーキングメモリの能力によって、知性、理解力、学習能力など、その他の精神的能力の程度を予測することもできるそうだ。

 Zhang准教授によると、ワーキングメモリの容量が大きいほど、社会的距離の遵守が継続される傾向にあり、「社会的距離の遵守は単なる習慣ではなく、ワーキングメモリの中で社会的距離を遵守することのコストと利益を絶えず評価する努力的な意思決定プロセスに依存している可能性がある」という。ワーキングメモリの容量が大きい人にとっては、この意思決定プロセスはさほど努力を要せず、潜在的に社会的距離を取ることに繋がっているとのことだ。

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