グリーンランドの氷は温暖化が止まっても溶け続けると判明!! もう誰にも止められない海面上昇… いったいなぜ!?

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　実際グリーンランドの大きな氷河は、1985年以来、平均してそれぞれ約3キロ後退していることも観測によって裏付けされた。

　現在の気候条件を考慮すると、グリーンランドの氷山が年間で大きく増加できる機会は、今後1世紀に1回くらいしかないだろうと研究者たちは推定している。

　オハイオ州立大学の地球科学者イアン・ハワット博士も、「このまま気候が変わらない、または少し寒くなったとしても、氷床量は依然として減っていきます」とキング博士の研究に同意する。

　昨年、海に流出したグリーンランドの氷床は、2カ月間で地球の海面レベルを2.2ミリメートル上昇させた。キング博士は、見通しが厳しいからこそ、この類の調査は非常に重要だと述べる。

「氷河の環境について、さらに学ぶことは常に必要なことです。なぜなら、私たちは将来、物事がどれだけ急速に変化するかについての予測し、準備することができるからです」（キング博士）

　グリーンランドの氷床が溶け続けることを止める術がないとは何ともショッキングな研究結果である。

　国連の気候変動に関する政府間パネル（IPCC）の予測では、2100年までに全世界の海面は、約60センチ上昇する恐れがあるという。そして、現在でも既に起きているが、毎年発生する沿岸地域の浸水は今後も増加していくだろう。年々、厳しくなる地球の環境変化。人間は、このまま愚かな環境破壊をし続けるのだろうか。

参考：「Daily Mail」、ほか

文＝三橋ココ

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