死者と生きるインドネシアの「トラジャ族」がカッコイイ! ど迫力のミイラ儀式“マネネ”と圧倒的死生観!
2020.09.09 14:00
驚くのはまだ早い。その後の“法事”こそ、彼らの死生観の真骨頂といえよう。
トラジャ族には「マネネ」と呼ばれる儀式がある。通常は3~4年ごと、7月~9月頃の収穫期に行われる。伝統的な長老(ネ・トミナ・ルンバ)が古代のトラジャ語で祈りを捧げる中、家族は先祖のミイラを墓から担ぎ出し、洗浄し、服を着せ、一服つけてやる。
墓場といっても山岳地帯なので平地が少ない。そのため、人骨は崖や洞窟の中に安置されている場合が多い。また、亡くなった身内を盛装させれば、生者に幸運をもたらすらしい。
この、黄泉の国とのボーダーが曖昧な山岳民族は、亡くなった親戚縁者たちを囲んで家族写真を撮るのが大好きだ。故人が生前愛用したバンダナや野球帽をかぶせたり、オシャレな服を着せたり。大好きだったおばあちゃんと、仲良く自撮りという若い女性の姿もある。
その後、「死後も魂は家の中に残っている」ため、トンコナンへ運ばれ、毛布にくるまれて数週間保管されるのが習わしだ。この間、家族は遺体に話しかけ、三度の食事やタバコを供えるという。弔うというより、祝うと言ったほうが適切かもしれない。
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2024.10.02 20:00心霊死者と生きるインドネシアの「トラジャ族」がカッコイイ! ど迫力のミイラ儀式“マネネ”と圧倒的死生観!のページです。墓、ミイラ、遺体、奇祭、佐藤Kay、マネネ、少数民族、トラジャ族などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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