遺体をサイコロ状に解体…ボディを透明にした事件とアノ男の不気味な共通点!
遺体をサイコロ状に解体…ボディを透明にした事件とアノ男の不気味な共通点! 埼玉愛犬家連続殺人の裏考察を事件ライターが暴露!
殺人による怖さは、必ずしも、その殺人様態にあるというわけではない。
●本庄保険金殺人事件の犯人の八木茂との不思議な共通点
埼玉愛犬家連続殺人事件について、ある弁護士と話していた時、「本庄保険金殺人事件の犯人の八木茂と、関根が知り合いだったことはないだろうか?」と問われたことがある。関根が住んでいた熊谷と本庄は、埼玉県北部で近接した地方都市だ。
関根も八木も、雄弁で豪快。関根は「自分は京都大学卒で、アフリカで11年、アラスカで8年、シベリアで2年過ごし、英国BBCから『ジャパニーズ・ターザン』と呼ばれた」などという真っ赤なウソを並べ立てて、テレビで猪瀬直樹と対談した他、ペット誌にも多く登場した。
八木のほうは、1999年に第3の犠牲者になりかけた男性がマスコミに告発して疑いが持たれると、自分の経営するスナック「マネキン」で記者会見を連日のように行った。語るのは「中国、香港、オーストラリア、エジプトのどこかに逃げますから」などと無内容なことばかり。喋ることがなくなると、射撃をして見せたり、キックボードで走ったりした。記者たちからは入場料を取り、203回の記者会見で1000万円ほどを稼いだ。
八木が最初に起こした事件は1995年で、関根らが逮捕された年だ。性格の似ている2人に交流があって、殺人のやり方について語り合っていたのではないかというのが、弁護士の想像だった。
しばらく考えて、私は答えた。
「関根と八木とでは殺人犯としての種別が違うでしょう。保険金殺人というのは事故死や病死に見せかけなければ、保険金が取れません。関根のように遺体をバラバラにして透明にしてしまったら、保険金は取れませんからね」
もちろん関根は保険金が目的ではなかったから、「ボディーを透明にする」手法を採ったのだ。
一方で、八木はボディを残した。最初の犠牲者、Sさん(45)は、1995年6月14日、利根川で水死体で発見され、遺書があったため自殺とされた。1999年5月29日に急死した、2人目の犠牲者、Mさん(61)は病死とされた。
Sさんは八木のスナック「マネキン」のママ、アナリエの夫であり、妻のアナリエは保険金約3億円を受け取った。Mさんの妻でホステスの考子は、約1億7000万円の保険金を受け取った。
妻とは言っても、どちらの夫婦も籍が入っているだけで同居しておらず、夫婦生活の実態はなかった。アナリエも孝子も八木の愛人であり、保険金のほとんどは八木の懐に入ったのだ。1999年5月30日に薬物中毒で重体となった3人目の標的とされた男性(38)も、アナリエと結婚していた。自分に9億円の保険金がかけられていることを知った彼は、八木をマスコミに告発したのだ。3件とも、保険金殺人のための偽装結婚だった。
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