【大麻鼎談】伊勢谷友介の逮捕報道にガッカリ!? 医療大麻の規制で命を落としたシェフも…高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏郎!

 医療用大麻を使用して逮捕されてしまう末期がん患者を、死の瞬間まで記録し続けたドキュメント映画、『麻てらす番外編─やまさん余命半年の挑戦─』の吉岡敏郎監督をゲストに、今回も大麻をめぐる対話が繰り広げる。高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏郎。日本で一番公平で胸を張った大麻論議はコレッ!

<前編はこちら>


◎「映画のカメラがとらえた大麻草という植物はみずみずしく美しい」(石丸)

石丸 吉岡さんの映画『麻てらす番外編─やまさん余命半年の挑戦─』を見て、なにより自分がハッとしたのは、日本の畑で育っている大麻草という植物の美しさです。映画の中で、主人公の(亡くなられた)山本さんは大麻畑を訪れます。古来の日本人が普通に目にしていたであろう、美しくみずみずしい大麻畑の映像に、目を奪われました。今のわたくし達は、映像として、日本の生きている大麻草に触れる機会は、ほぼないですからね。

高樹 “大麻はドラッグである”という、歪んだ“妄想”をもとに、ネガティブな意図で撮影された映像が多いですよね。自然なかたちで受け止めれば、大麻草が育っている光景は本当に美しいと思います。

吉岡 映画の中で山本さんが訪れているのは、鳥取県智頭町(ちづちょう)という場所の大麻畑なんですね。むろん栽培免許を持った畑です。が、山本さんが亡くなった2016年の10月――農園主が、乾燥大麻を自分で吸うために所持していたことで逮捕され、免許ははく奪。今は畑もなくなってしまいました。

石丸 あああ! 大変なニュースになりました。覚えています。実に残念な事件でした。

高樹 カリフォルニアで大麻解禁の流れが始まり、2000年を迎えると日本でも草の根活動が始まり、2016年にはいろいろな方達が啓蒙や友好利用のための活動を始めました。わたしの選挙活動、上野さんの農場の件、安倍昭恵さんが大麻の発言をしだすなどなど、そして一斉検挙も同時に起こり始め、規制がさらにキツくなって行きました。

石丸 智頭町では、町役場と若き農園主が歩調を合わせて、「大麻で町おこし」をしようとしていたんですよね。安倍昭恵さんが視察に訪れたのもその畑です。

吉岡 その事件があって――鳥取県では大麻栽培は全面禁止になりました。

石丸 なるほど。

吉岡 いま、大麻栽培の免許がおりているのは、栃木県、群馬県、滋賀県など数県だけ。免許保持者は全国で40人足らずかと思います。それと――現在、大麻畑で撮影をすることは原則、禁止されているんです。

石丸 な! なんでですか。撮影は自由じゃないですか。まさに“表現の自由”の侵害ではないですか。

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