【年末ジャンボ】宝くじ高額当せんでドン底の人生を送った人々7選!! 恐怖の未解決殺人事件も… どこで彼らは間違ったのか!?
■人生で最悪の出来事
ビリー・ボブ・ハレル・ジュニアは、1997年にテキサス州の宝くじ(ジャックポット)で3100万ドル(32億円)を手にした。コンピュータープログラムを使用して当せん確率の高い番号を選択した結果の当せんだった。彼は早速仕事を辞め、獲得した当せん金で借金を支払い、近所の人のために新しい家や車を購入し、信心深かったハレルは教会にも寄付した。彼の母が雑誌の取材で語ったように「彼はサンタクロースを演じた」のだ。
だが、彼の浪費的かつ慈善的な性格を知り、友人をはじめとして見知らぬ人々までもが周囲に群がるようになり、金を無心したため、電話番号を何度も変更しなければならなかった。その後、ハレルは妻と別れ、当せん金を獲得してから2年も経たないうちに死亡した。自殺だったといわれる。彼は死ぬ前にファイナンシャルアドバイザーに、「宝くじの当せんは自分の人生で最悪の出来事だった」と語っていた。
■幸福とは程遠い波乱万丈の生涯
ウィリアム・ポスト3世は49歳だった1988年にペンシルベニア州のジャックポットに当せんし、州史上2番目に高額となる1620万ドル(約16億円)もの大金を獲得した。それまでの人生は波乱万丈で、8歳で母を亡くして孤児院へ送られ、その後は料理人やトラック運転手の仕事をし、小切手偽造で刑務所に入ったこともあった。当せん当時、彼の預金残高はたったの3ドルだった。
当せん金を26回の分割で年間50万ドル(約5000万円)受け取ることを選択し、多額の借金を返済するとともに、兄弟がレストランと中古車ビジネスを始めるのを手伝った。また飛行機や邸宅も購入した結果、わずか3カ月で初年度の支払いは底をつき、借金は約5000万円に達した。
その後、またしても彼の人生を揺るがす出来事が起きる。ポストは彼の恋人のアン・カーピックに現金を渡し40枚の宝くじを買うように頼んだが、なんとその1枚が高額当せんとなった。彼女は賞金の3分の1を受け取る権利があるとしてポストを訴えたが、彼は支払わなかったため、88年の当せん金の支払いが凍結されてしまう。
さらに、彼と疎遠になっていた兄弟がその財産を狙い、殺し屋を雇ってポストと6番目の妻の殺害を企てて逮捕されることもあった。また、ポスト自身も子供への暴行罪で逮捕されている。
晩年のポストには100万ドル(約1億円)以上の借金が残り、わずか月額450ドル(約4万6千円)の障がい者手当で生活していた。16億円の大金を得て幸福な人生を歩むはずが、彼の波乱万丈の生涯は66歳で呼吸不全によって亡くなるまで変わらなかった。
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