【年末ジャンボ】宝くじ高額当せんでドン底の人生を送った人々7選!! 恐怖の未解決殺人事件も… どこで彼らは間違ったのか!?
毎年この時期になると「年末ジャンボ宝くじ」を購入して一攫千金を夢見る読者も多いのではないだろうか? しかし、高額当せんを果たした人々が必ずしも幸せになるとは限らないのが宝くじだ。人生が大きく変わった人が多いようだが、それが必ずしも良い方に向かうとは限らない。しかも、そのような人々には驚くほど多くの共通点があることも興味深い。前回に続き、そんな不幸な実話の数々をお届けしよう。
■プロレーサーからピザ配達人へ
ジェイ・ソマーズは、1980年代後半から米国でプロのストックカーレースドライバーとして活躍していた。20歳だった1988年、ミシガン州で賞金2890万ドルのジャックポットの5分の1を獲得し、580万ドル(約6億円)を手にした。彼は年間29万ドル(約3千万円)の分割払いを選択し、友人に税金の支払いなどの管理を依頼した。
だが、その友人が怪しげなベンチャービジネスに投資した結果、銀行口座が空になってしまった。ソマーズは友人を訴えたが、失った大金は戻らず、ピザの配達人や工事労働者として働かざるを得なくなった。
■寄付や浪費の果てに
ジャナイト・リーは韓国から米国に移民した女性で、アメリカンドリームを手にする前は、かつら店で働いていた。当時52歳だった1993年にイリノイ州の宝くじを購入し、1800万ドル(約18億円)の当せん金を獲得した。彼女は年間62万ドル(約1400万円)の分割払いを選択したが、それは当時の彼女にとって一生働かず暮らしていくのに十分な額だった。だが、物事はそれほどうまく行くとは限らない。
リーは家族をセントルイスの邸宅に移し、ワシントン大学ロースクールに100万ドルを寄付、自分が支持するビル・クリントンやアル・ゴアなどの政治家にも寄付。また、クレジットカードで贅沢な買い物や高級車のリースなどで浪費した結果、家計は火の車となり、破産の危機を回避するため将来の宝くじの権利を一括で売却することを決めた。それでも、リーは高額当せんしてからわずか8年後の2001年に60歳で破産を申請する破目になった。その時に残っていた金は、700ドル未満だったという。
ある統計によると、高額の当せん金の一部を寄付する人々は他の人々よりも幸福な人生を送る確率が高くなるというが、リーはその例外となってしまった。
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