地球の自転が「去年から突然速くなった」と判明
地球の自転が「去年から突然速くなった」と判明! 1日24時間以下に… 原因不明、世界規模の大トラブルも!?
地球の自転速度がわずかであるが速くなっているという。耳を疑うようなニュースであるが、米「USA Today」(1月8日付)他、多数メディアが取り上げている。
・Scientists say Earth is spinning faster than it has in decades (USA Today)

人工衛星を使って地球の自転速度が正確に計測され始めたのは1960年代のことで、記録上、自転が速かった上位28日は、なんと全てが2020年だという。昨年の地球の平均自転速度は、半世紀前よりも明らかに速くなっていたのだ。
といっても、その変化はミリ秒単位のわずかなものに過ぎない。最も自転が早かった日は2020年7月19日であったが、この日、地球は86400秒より1.4602ミリ秒速く一回転した。惑星の自転速度は大気圧や海流、空気の流れ、コアの動きなどによって常にわずかながら変化しており、今回明らかになった変化も大いなる自然現象の一つといえる。
だが、自転速度が速くなることで一つ大きな問題が発生するという。それは「時間」である。世界の時刻の基準となっている「協定世界時(UTC)」は、国際度量衡局が「国際原子時」を基に設定しているものであるが、実際の1日(地球が一周自転する時間)とはわずかであるが誤差がある上、自転速度の変化なども影響し、長期的には大きなずれが生じてしまう。そのため、1972年から2019年までに27回の「閏秒」が追加され、その誤差が修正されてきた。

閏秒が「追加」されてきたということからもわかるように、これまで地球の自転速度は少しずつ遅くなっていると考えられてきた。だが、昨年観測されたような自転速度の加速は今年2021年も続くと予測されており、国際原子時から1日平均で0.05ミリ秒、1年間で19ミリ秒の遅れが生じると推定されている。このため、「負の閏秒」、つまり1秒削除されたり、あるいは将来的な閏秒の廃止の可能性も指摘されている。
一般に、閏秒はちょっと珍しいイベント程度にしか思われていないが、このわずかな変更は様々な機械のコンピュータ制御に影響する可能性があり、過去の閏秒挿入の際にも大規模なシステム障害発生が懸念されていた。自転速度が速くなって今度こそ閏秒が廃止となれば、世界中のエンジニアが喜ぶだろう。だが、逆に閏秒が削除されるような事態になれば……過去に例のないことだけに、大きなトラブルが起きる可能性も否定できないのである。
参考:「USA Today」、「Live Science」、ほか
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