「地球上で未知の生物が住んでいる可能性が高い場所」を記した“未確認生物マップ”が公開! 我々は1.5%の生物しか知らない!?
■6回目の大量絶滅はすでに起こっている?
また研究者たちは、行方不明の種を発見する際のもう1つの重要な変数である生物を探す側の分類学者の数にも焦点を当てている。モウラ氏は「分類学者の世界的な分布は不均一であり、残りの未発見の種を見つけるためには、分類学者により多くの研究資金が必要です」と述べている。
地球の歴史上では既に5回、生物が大量に絶滅した時期がある。それによって植物、動物、微生物の種の70~95%が一掃された。最も近年の生物大量絶滅は6600万年前で、その時は恐竜が姿を消している。それらの絶滅は、大規模な火山噴火や小惑星との衝突など、環境の壊滅的な変化によって引き起こされたものであった。しかし多くの科学者は大量絶滅第6波はすでに今起きていると考えている。そしてそれは過去に起きたものとは異なり、人間によって引き起こされたものだという。
モウラ氏は「保全の意思決定をし、国際的に取り組まない限り、これらの未発見の種とその機能は、誰にも知られず永遠に消滅してしまう可能性があります」と懸念を示す。
また「現在の地球環境の変化のペースでは、私たちがその存在を知る前に、多くの種が絶滅することは間違いありません」とジェッツ氏は述べ、「私はそのような無知は許しがたいと感じています。そして私たちは、これらの知識のギャップを急速に埋めることを将来の世代に負っています」と語る。
モウラ氏とジェッツ氏は、世界中のパートナーと協力して、未発見の生物の地図を今後数年間で、植物、海洋、無脊椎動物に拡大することを計画している。「生物多様性の研究者や分類学者による何世紀にもわたる努力にもかかわらず、生物のカタログにはまだ空白のページが多すぎます」と研究チームは話す。
参考:「Science Alert」、「CNN」、「Yale University」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「地球上で未知の生物が住んでいる可能性が高い場所」を記した“未確認生物マップ”が公開! 我々は1.5%の生物しか知らない!?のページです。未確認生物、地図、三橋ココ、赤道、熱帯などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで