火事で顔が“溶けた”女性の力強い人生!! 見世物になり、夫に逃げられ、2度目の火災… 連続する不幸の先に見えた希望とは!?
ロシア・ヴォルゴグラード州イェランスキー地区ジュラフカに住むアーニャ・ボルディレワさん(30)は、生後7カ月のときに自宅が火事に見舞われ、顔に大火傷を負った。その後、彼女は孤児院へと連れて行かれ、祖父母に引き取られるまで、さまざまな家庭で数年間過ごした。
アーニャさんの母親はアルコール依存症で、家が火事になったとき、アーニャさんを救おうとすらしなかったという。アーニャさんは当時を思い出しながら、「母は酷い飲んだくれでした。私たちには食べ物もありませんでした」と語る。ロシアのニュースメディア「Lenta.ru」には次のように書かれている。
「子供の頃、彼女は酷い火傷を負った。彼女は実質的に顔を失った。そのため、彼女は生涯、侮辱やいじめ、残虐行為に悩まされてきたが、彼女はたくましく生き抜き、(彼女に酷い仕打ちをした人々を)許し、愛を求めた」
アーニャさんは祖父母が自分の面倒をよく見てくれて、一緒に生活することはすばらしかったと語る。しかし、その祖父母との生活は経済的に苦しかった。アーニャさんと祖母は街に出かけて、アーニャさんが焼けただれてケロイド化した顔を見世物にすることで現金を得ていた。
アーニャさんは、学校の同級生から執拗ないじめを受けた。子供たちから「怪物」「フランケンシュタイン」「顔のない女」という心無い言葉を浴びせられ続けたのだ。最初は自分の顔のどこが悪いのかわからなかったアーニャさんだったが、耐え難いいじめの末、学校を2年で中退した。自分の容姿を強く意識するようになってからは自殺しようとしたこともあるという。
ある日、アーニャさんが祖母と一緒に駅で電車を待っているとき、自分と同じように顔が焼けただれた少女と出会った。感電して火傷を負ったというその少女はアーニャさんよりも重傷だった。アーニャさんはこの日、苦しいのは自分一人でないことに気づいた。
後にアーニャさんはある男性と結婚したが、彼女の妊娠を知った夫は行方をくらましてしまった。彼女は物乞いなどして娘のダーシャさんを育てた。ダーシャさんは現在11歳で、母親の顔には慣れている。
アーニャさんは現在、新しい夫である農場労働者のアレクセイさんと暮らしている。アレクセイさんは、美しい魂を持ったアーニャさんを愛しているという。しかし、アーニャさんは今年2月、再び火事に見舞われて、家族の所有物のほとんどを失った。負傷者が一人もいなかったのが唯一の救いだった。家族はアーニャさんの叔母宅に身を寄せているが、アーニャさはこの状況を「前進」の転機と捉える。小さな村にしがみつく理由を失った彼女はいずれ、より多くの収入を得られる都会への引っ越しを考えているという。
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