なぜ彼は同世代より24年も長生きできたのか? 天才ニコラ・テスラが実践した「5つの長寿の秘訣」

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By Napoleon Sarony – postcard Tesla Museum, document no. MNT, VI/V 10, via RadioGraphics, Public Domain, Link

 エジソンと並ぶ稀代の発明家として著名なニコラ・テスラだが、その没年齢は当時としては驚異的な86歳であった。かつて健康雑誌のインタビューでアンチエイジング実践者としてのテスラには長寿の秘訣が5つあったことがわかっている――。

■テスラの長寿の秘訣その1:1日2食

 1日の食事回数についてテスラは「あらゆることを試した。ほとんどのヨーロッパ人のように1日6食、3食、1食、そして連続給食も試した」と主張している。そして最終的に「2食が最も効果的だと判断した」との結論に至った。

「仕事開始の2時間前に朝食を摂り、その後2時間休憩を取るべきです。もし男性が7時から8時の間に朝食を摂れば、10時に仕事を開始し、5~6時間連続で働けば、1日の仕事は3時か4時に終わります。その後、帰宅して数時間をレクリエーション、休息、運動に費やし、最後の食事は夜7時から8時の間に摂るべきです」(テスラ)

 彼の考え方は、時間制限のある食事を重視する今日の断続的断食の概念と共通しているように思われる。

■テスラの長寿の秘訣その2:タンパク質と脂質

「すべての食事にはタンパク質と脂肪を摂るべきです。タンパク質は体を作るために、脂肪は燃焼するために使われる。タンパク質は体を作り、脂肪は燃料となります」(テスラ)

 テスラはあまり肉食ではなく、その代わりに豆類、野菜、そして果物を好んで摂取していた。

 テスラは卵の黄身を捨てており、タンパク源として卵白を好んで食べていたという。さらに牛乳もたっぷり飲んでいた。

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Image by Jan Mateboer from Pixabay

■テスラの長寿の秘訣その3:毎日16キロ歩く

「私にとって最も刺激的な活動はウォーキングだ」とテスラは断言する。

「私は毎日必ず10マイル(約16キロ)歩く。おかげで健康を維持できているが、最終的には破滅につながるかもしれない。なぜなら、私は筋金入りの信号無視常習犯だからだ」(テスラ)

 科学研究によってウォーキングの健康効果が裏付けられているのだが、1日10マイル(約16キロ)は一般人にとっては歩き過ぎかもしれない。

■テスラの長寿の秘訣その4:タバコ、コーヒー、セックスの禁止

 テスラはかつてのインタビューで「コーヒー中毒がひどく、心臓に危険なほどの負担がかかっていた」と語っており、そのためカフェイン入りの飲み物を「ひどい毒物」と呼び、ある時期から完全に飲むのをやめたという。

 喫煙についても同様で「私はかなりタバコを吸っていたが、20歳頃に禁煙を誓い、実際、それが私が吸った最後の葉巻だった」と回想している。

 またテスラは人間の生活における性の重要性を認めつつも「科学に身を捧げたい」と語り禁欲を貫いたとされている。

 テスラはアルコールも断っていたが、それは当時のアメリカの禁酒法(1920-1933)がきっかけで「禁酒法が施行されて以来、私は一滴も口にしていない」と語っている。

 しかしテスラは実際には酒が自分にとって有益だと感じており「酒は私の人生に大いに役立ってきた」とも話していて、禁酒によって寿命が縮まっているとさえ示唆した。

「以前は150歳まで生きると思っていた。酒をやめた今、私の平均寿命は135歳に縮まった」(テスラ)

■テスラの長寿の秘訣その5:電気を浴びる

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Dickenson V. Alley撮影:Bammesk。出典:Wellcome ImagesGalleryWellcome Collection。Public Domain、Link

 ニコラ・テスラは交流電気方式の発明者として知られているが、電気との親和性が高いゆえなのか“電気入浴”を習慣にしていた。

「私は、いわば水を使わない入浴法、つまり身体を非常に高い電位まで帯電させる入浴法を信じています。それは体を再生させ、若返らせ、浄化し、活力を与える炎の風呂です。塵、不純物、微生物を瞬時に洗い流し、神経の先端を刺激します。入浴中は、身体は暗闇の中でもはっきりと見える光の輪に包まれます。私は現在、この電気風呂を、平均的な収入の人でも安全かつ経済的に利用できる装置の開発に取り組んでいます」(テスラ)

 テスラは1899年に自身の健康理論の一つである「電気療法等のための高周波発振器」を発表している。もちろん科学的にはこの“電気入浴”がテスラの健康に寄与していたのかどうかはよくわからない。

 テスラは高校生時代にコレラに感染し9カ月もの間、生死の境をさまよう体験をしており、この強烈な体験が彼の健康志向を芽生えさせたという。

「私は人間の身体を機械と見なし、機械にふさわしい敬意をもって扱っています。常に適切な油を注ぎ、適切に清掃し、錆びつく隙を与えないように気を配っています」(テスラ)

 ニコラ・テスラは86歳で亡くなったが、1943年のアメリカ人の平均寿命がわずか62.4歳だったことを考えるときわめて長寿であり、アンチエイジング的な偉業であったことは間違いない。

参考:「Popular Mechanics」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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