救命病棟の元看護師が心霊体験を暴露! 患者が無言で指差す方向に… 末期患者の“奇妙な動き”の本当の意味とは…!?
■ホスピスでも奇妙な現象が連続し……!!
――ところで井上さんは、なぜ看護師から占い師に転職されたのですか?
井上 救命病棟の後にホスピスで勤務していた時に、とても不思議な体験をしたからです。
太極拳の先生をされていた70代の女性が、余命わずかと宣告され、ホスピスに転院されてきたのですが、朦朧とした意識の中で、不思議と手だけ太極拳のような動きをされるんです。その時に、回りにいたご家族やスタッフは何も感じなかったのですが、私だけビリビリっときたんです。
その方は宣告よりも1カ月くらい余命が延びまして、今から思えば自己ヒーリングされてたのだと思います。その時から、目に見えないエネルギーは存在するんだなと確信するようになり、スピリチュアルな世界を探求するようになりました。
また、人の意識の力に驚いたり感動することも多々ありました。たとえば、「リンパマッサージしましょうね、爪を切りましょうね」と約束した患者さんが、(その時まで持ちこたえて)まさにマッサージや爪切りの最中に病状が急変して亡くなったり。ご臨終の時、ご家族の皆さんが揃ってから、顔色が和らいでふっと亡くなったり。約束を果たして、皆さんに挨拶してお別れできるように意識が働いているようにも感じられました。
――それで占い師になられたのですね!
井上 はい、看護師としても人は助けられますが、私はもっと多くの人々をメンタル面からも助けたいと思うようになりました。
元々、私は父親から精神的虐待を受けてきました。恐怖で支配され、言いたいことが何も言えず、人間関係の築きかたも分からないので学校でイジメにもあいました。それを父に話しても、「勝つまで帰るな」と。自己肯定感が低いまま育ったので、付き合う男性もダメンズばかり。結婚してから旦那さんと共依存状態になり、33歳から20年間うつ病を患いました。それでも2人の子供の子育ては上手かったようで、それは現在教育関係の仕事に就いている子供からも誉められます。(笑)
私は自分自身が3年間のカウンセリングを受けて、ようやくうつ病の根本的な原因に気付きました。それは「自分を幸せにできるのは自分だけ」ということ。今は自分自身の人生経験を生かして、色んな方々のお役に立ちたく思います。
――ご自身が苦労されたからこそ、同じように苦しむ人の立場に立って、アドバイスできますもんね。最後に読者にメッセージをお願いします。
井上 言葉にしてしまうと、なんとなく薄っぺらく聞こえますが、今この瞬間を大事に生きてください。一寸先は闇です。今、この瞬間に生きているだけで、それは本当に凄いことなんです。人が亡くなる時に口をついて出てくる言葉って、皆さん似ていて「ありがとう」と「ごめんね」なんです。いつどうなるかわからないからこそ、生きている一瞬一瞬を大事にして生きて欲しいです。
――ありがとうございました。
昨今コロナ禍で、「生と死」について考えたり、人生について内省する時間が増えた人も多いだろう。井上氏が語ってくれた通り、森羅万象は儚く諸行無常だからこそ、「今この瞬間」さえ奇跡の連続なのだ。病院で時に起きる霊障は、忙殺された日々の中でそんな重要なことを忘れがちになる我々に対するメッセージなのかもしれない。
井上麻紀子
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