呪いが横行するインドネシアで体験したヤバすぎる呪詛体験!! “黒い人”に囲まれ、耳元で謎の声… 「呪われた恋人」と筆者が…!?
2021.06.29 16:00
■なぜ呪いを行うのか?
ディナの一件のように、インドネシアでは貧富の差が激しいこともあり、隣人への妬みから呪詛を行う人々も多い。かの国では面と向かって怒ることは悪いことだとされているが、人間関係が緊密な農業共同体的社会では、人間関係にがんじがらめに縛られて神経症的な人間を生み出す。また、抑圧された怒りや暴力性は、必然的に呪いを必要とするようになるのではないだろうか。そのためインドネシアでは、このようにオカルト映画のような奇怪な出来事が実際に頻繁に起こるのだ。
では、現代の日本で「呪い」を行う人は少ないのだろうかというと、案外そうでもなさそうだ。試しにGoogleで「呪い代行」と検索すると、約706,000件もヒットして驚かされた。それだけ呪いの需要があり、供給も多いのだと思われる。7年前の記事でも紹介したが、ネット上で「呪いたい」と相談をもちかけている人々の投稿を読むと、動機として多いのは、男女関係に関わることのようだ。そうなると、インドネシアの呪い事情も、あまり他人事とは思えなくなってくる。
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