【緊急】エルヴィス・プレスリーのDNAをマウスに埋め込む「エルヴィス・マウス」作成計画始動!! もみ上げと胸毛がボーボーの懸念も!
20世紀のアメリカが生んだ偉大なるロックンロールの帝王エルヴィス・プレスリー。毎年1月8日には邸宅のある聖地「グレイスランド」で盛大な誕生記念パーティが行われる。今なお多くのファンを惹き付けるプレスリーであるが、1977年に42歳という若さで亡くなって以来、その死は偽装されたもので本当は生きているという噂が未だに根強い。そうした中、エルヴィスのDNAを使用した奇妙な実験が計画されていることを英紙「Express」(8月2日付)が報じた。
アーティストのコービー・バーハド氏のプロジェクト「All That I Am」では、エルヴィスの髪の毛の一部を使ってマウスに彼の遺伝子コードを挿入することが企画されているという。
同氏は、オークションサイト「eBay」でエルビスの髪の毛のサンプルを22ドル(約2400円)で購入。理論的にエルビスのDNAを配列できる会社をリサーチし、配列決定会社の「Ginetrack Biolabs」と、オーダーメイドのマウスを製造する「InGenious Targeting Laboratory」を発見。あとは、エルヴィスのDNA配列をマウスに挿入し、ミュータントマウスを作成するだけだという。
「エルヴィス・マウス・モデル」と呼ばれるこのコンセプトは、「Grow Your Own: Life After Nature」展で紹介され、物議を醸している。ただ、まだ実行はされておらず、あくまでコンセプトにとどまっているそうだ。
バーハド氏はエルヴィスのみならず、ダイアナ元妃やケネディ元大統領などの「時代を待たずに亡くなった」文化的アイコンの毛髪も調達済みとのことだ。
しかし、彼はマウスにエルヴィスらのDNA配列を挿入することで一体何を表現したいのか? 本人は、「私はいつも、人生を数値化して定義したいという人類の永遠の欲求に魅了されてきた」、「この作品の目的は、(動物と人間のDNAを混ぜるという)ほとんど身震いするほどの恐ろしい問題を提起すること」と話しているが、アーティストの考えることは意味深長だ。
米デューク大学の研究で、人間のDNAを埋め込まれた受精まもないマウスの胚は成長するにつれ、脳が巨大化していったことが実験で明らかになっているが、エルビスのDNAが埋め込まれたマウスはどんな特徴を示すだろうか? ジョークならば、立派な胸毛ともみ上げを持つマウスが誕生するかもしれないが、このようなお遊びの動物実験は倫理的に許されるものではない。今後もエルヴィス・マウスが誕生しないことを願いたい。
参考:「Express」、ほか
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