「医学的にも精神医学的にも説明つかない」「内側から傷」超エリート医師が“ガチなエクソシスト経験”暴露
■「悪魔の女教皇ジュリア」との死闘
「世界一憑依患者を診察したドクター」である博士が今年6月、ポッドキャスト「Unsolved Mysteries」に出演した際語ってくれた「悪魔の女教皇ジュリア」は興味深い。百戦錬磨の博士にして「100年に1度の憑依」と呼ぶほどの死闘だったからだ。
ジュリアと名乗る患者の初診を翌朝に控えた博士は、早めに休むことにした。と、午前3時を回ったころ、2匹の愛猫たちが狂ったように暴れ始めた! 突然のパニックに妻と二人言いしれぬ不安に襲われたという。
翌朝、神父に紹介されたジュリアは、博士を見るなり開口一番言い放った。
「で、どうなのよ、ドクター。昨夜の、アンタんとこの猫の発狂沙汰は?」
それ以外にも、ジュリアはその人の親がどうやって死んだか言い当てることを好んだ。たとえば、ギャラガー医師の母親については卵巣がんで死んだと。図星だった。
実は、ジュリアは悪魔崇拝者だった。彼女は超常心理学者が「リモート・ビューイング」と呼ぶ能力をサタンから与えられたと信じていた。主席エクソシストの居場所を言い当て、彼が着ていた服装を正しく識別したり、突然トランスに陥ったかと思うと、この世のものとは思えない声で「このビッチに手を出すな、このブタ神父野郎!」と口汚くののしることもあったという。
悪魔祓いは患者が完全にそのプロセスにコミットしない限り、報われない。
「彼女はカルトから離れたくありませんでした。ある意味、カルトこそ彼女の家だったんです。また、自分がキリスト教に回帰したことを奴らが知れば、報復されると恐れていました。8~9回の悪魔払いに同意したにもかかわらず、結局悪霊は彼女から離れなかった。当然です。解放されるためには、自分の邪悪な心を捨てて努力しなければならないから。彼女にはそれができなかったのです」(ギャラガー博士)
ジュリアがその後、どうなったか不明だが、今も暗黒の中に沈められているに違いない。
2016年の米世論調査では、アメリカ人の少なくとも60%が地獄や悪魔は存在すると信じているという。また、2012年の調査では57%が悪魔の憑依はありうるとしている。誰もが不安を抱える現代、悪霊たちは古来よりずっと容易く、人々の心の隙に入り込もうとしているのかもしれない。
参考:「Daily Star」、「Yahoo! News」ほか
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