【パンデミックと新宇宙時代】イーロン・マスクのスペースXが宇宙に送り込んだ民間人4名の正体とは!? ケロッピー前田が解説
今回のミッションにおけて、アイザックマンの最初の問いは「億万長者の遊び」という批判に対して、「宇宙に行くだけではなく、地球に恩返しする」ということであった。彼は、オバマが大統領時代に支援を呼びかけて有名になった小児がん専門の医療機関セントジュード病院への多額の資金援助を思い付き、宇宙を目指す民間人の乗組員募集の際にも、その病院への寄付を条件とし、宇宙での冒険と地球上での支援をセットにしてアピールすることで世界中の人々からの幅広い支持と共感を集めることを目論んだ。
2人目の乗組員は、コンセプトを明確に表現するため、小児がんを克服したのちに病院の医師助手となったヘイリー・アルセノーが選出された。アイザックマンは「彼女は10歳のときに人生で最も大変な困難を乗り越えている」ことから今回のチャレンジに最適であるとした。彼女は左足に埋め込み式の人工義足を施していることから、義足使用者の宇宙飛行としては世界初となり、また、29歳の彼女は大気圏外に挑む最年少の記録も塗り替えた。
アルセノーは、幼少時代の映像では放射線治療のために髪の毛が全て抜けて坊主姿となっているが、そこから病気を克服し、のちに看護士として同じ病院で子供たちの世話をするようになった。その美談だけでも多くの視聴者の共感を呼ぶものであり、誰もが彼女の初の宇宙飛行を応援したくなるだろう。
3人目の乗組員は、2021年2月7日、スーパーボウルのテレビ放送の際に使われた「インスピレーション4」のCMを見て、応募してきた人たちのなかから選ばれた。
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2024.10.02 20:00心霊【パンデミックと新宇宙時代】イーロン・マスクのスペースXが宇宙に送り込んだ民間人4名の正体とは!? ケロッピー前田が解説のページです。イーロン・マスク、スペースX、新型コロナウイルスの時代、宇宙開発競争などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで