窒息死、墜落死、爆死、溺死、被爆死… 「自分の発明で死んだ」偉大な発明家9人の壮絶な最期
※ こちらの記事は2017年9月12日の記事を再掲しています。
私たちは、日常的に過去の発明の恩恵を受けて生活をしている。テスラによる交流電気、ライト兄弟による飛行機、パスツールによる低温殺菌法――。ところが、自分の発明によって命を落とした発明家たちも数々存在する。
1. トマス・ミジリ―:1889-1944
ミジリ―はアメリカの機械技術者、化学者。テトラエチル鉛を添加したガソリン(ハイオク有鉛ガソリン)、やフロンを発明した。
1940年にポリオを発症。後遺症のため、ベッドから起きる際に綱と滑車をつかった仕掛けを考案して使用していたが55歳の時、この仕掛けに絡まって窒息して亡くなっているのが発見された。
2. フランツ・ライヒェルト:1879-1912
20世紀初頭、仕立て屋であったライヒェルトは着用できるパラシュートの開発に取り掛かった。1912年、彼はそのパラシュートのテストをエッフェル塔で行うことを許された。
彼はエッフェル塔の第1デッキ(高さ57m)から飛び降りたが、パラシュートは開かず地上に激突、死亡した。
3. ウィリアム・ブーロック:1813-1867
1865年にブーロックはリチャード・マーク・ホーが発明した輪転印刷機を改良し、その素晴らしいスピードと効率化で印刷業界に革命をもたらした。
しかし数年後、彼は自分の発明したプレス機に足をはさまれ、その傷が元で1週間後に死亡した。
4. バレリアン・アバコフスキー:1895-1921
アバコフスキーは、「エアロワゴン」と名付けられた航空機エンジンとプロペラ搭載の高速レールカーを発明した。これは元来、高位のソ連当局者を運ぶことを意図して造られた。
1921年、モスクワからトゥーラまでエアロワゴンの試運転が行われ無事到着したが、モスクワへの帰路でエアロワゴンは高速で脱線、アバコフスキーを含む6人が死亡した。
5. ヘンリー・スモリンスキー:1933-1973
ノースロップ工科大学航空工学学校で学んだヘンリー・スモリンスキーは、友人のハル・ブレーキと空飛ぶ自動車の「AVEミザール」を開発。
1973年、AVEミザールはカリフォルニアでテスト飛行を行ったが失敗。搭乗していたスモリンスキーとブレーキの2人は死亡した。このテスト飛行は映画『007 黄金銃を持つ男』に採用するためだったという。
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