「近年稀に見るビッグフット超接近映像」の謎とは!? 投石被害も… 米最新UMA事情を解説
世界都市ニューヨークから約900km、ノースカロライナ州ヒッコリー市に暮らすダグ・ティーグ氏が2019年に撮影した「ビッグフット目撃映像」は、米「ヒストリーチャンネル」が特番まで組むほど大きな話題となった。
同番組内において、野生生物学者ルーシー・エッカースリー博士は「映像から判断するに、この生物は約4.5mの大きさになる。一つの可能性はゴリラだが、ここには棲息していない。もう一つの可能性は特殊メイクと毛皮を被った人間ということになるが、要するに、撮影されたものについては正体不明だと言わざるを得ない」と未確認動物であることを認めている。撮影者ダグ氏によれば、郊外の森を愛犬と散策していたところ、ドアを叩くような奇妙な音に気付いた。カメラに何か映っていないかと確認し、音のする方へ歩いていくと、尾根の上に見たこともない動物がいた。
驚きながらも撮影するために近づくと岩を投げてきたので、ダグ氏はその謎の生物がクマではないことを確信したという。なお、同氏はノースカロライナ州マグドウェル郡マリオンに本拠地を持つビッグフット調査研究グループ「Bigfoot911」のメンバーだ。
■西海岸北部だけではない目撃証言
謎の人獣「ビッグフット」の目撃例は北米でも西海岸に集中しているといわれる。たしかにワシントン州(676件)、オレゴン州(254件)、カリフォルニア州(445件)での目撃が多いようだ。「全米ビッグフット目撃報告」を記したトレバー・ウィールライト氏によれば、ワシントン州では10万人に対して8.9人が目撃するほどの高確率となっている。カリフォルニア州でも目撃証言は多いが人口3,950万超を擁する同州では「遭遇できる確率は低いだろう。カリフォルニア州北部の森林地帯を注視すべき」とのことだ。
しかし、目撃証言はアメリカ西海岸北部だけではない。たとえば東海岸中部に位置するノースカロライナ州でも報告は多く、「全米ビッグフット野外調査機関(B.F.R.O.)」のデータによれば、全米各地で目撃されていることがわかる。ちなみにBFROは、「ビッグフット/サスカッチを科学的に調査する唯一の調査機関」として1995年に設立された業界屈指の団体である。
同団体によれば、つい最近も2021年5月にノースカロライナ州ヘイウッド郡のフリーメーソン記念碑近くでの目撃証言がある。また2020年1月、スウェイン郡で車を運転中にリトルテネシー川沿いでビッグフットを目撃したという報告があり、同じく6月には、モンゴメリー郡のギリアード山の国有林近くの109号高速道を横断する姿が目撃されている。
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