プーチンはすでに核兵器使用を決意か!? 「最も打ち込みやすい場所」と“三重の裏”とは… 露の思惑をジェームズ斉藤が解説

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画像は「Mirror」より引用

ジェームズ  可能性は高まっていることは確かです。決して楽観視したり、ブラフだと思って高をくくったりするのは危険です。最悪の事態も考えておかなければいけない状態になっています。

 ただし、私はもう1つ裏がある気がしています。そもそもロシア情勢を読むときは最低でも三重の裏があると想定しなければいけません。実際、かつてチャーチルは「ロシアの行動は謎の中の謎に包まれた謎だ」と言っているほどですから。

──ショイグが粛清されたと思ったら生きていた。しかし、クレムリンにいると思ったらいなかった。実はウファで核の準備をしていた。さらにもう1つ裏があると。

ジェームズ  はい。実はFSB側も動き出し始めているのです。つまり、これまで分が悪かったロシア内部の親米派が復活し始めているのです。

──ということは核はないと。

ジェームズ  ないとも言い切れません。完全に綱引きです。どちらが勝つかはやはりチャーチルの言葉を引用したいです。さきほどの言葉には続きがあって、「ロシアの行動は謎の中の謎に包まれた謎だ。しかし鍵がある。それはロシアの国益だ」と言っていますから、今のロシアの国益とは何か? がわかるとみえてきます。それは次回お話ししましょう。

〜つづく〜

【ジェームズ斉藤が明かす「ウクライナ侵攻」の真実】
第1回:全ては出来レース… 米露は密約を交わしている
第2回:真の黒幕はバチカンか!? 裏世界の縮図を暴露
第3回:ロシアの目的はウクライナの「隠し核兵器」か!?
第4回:侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味
第5回:ウクライナ大統領の正体は“ロシアのスパイ”か?
第6回:侵攻の陰でロシア軍内部にプーチン暗殺の陰謀!?
第7回:プーチンはチェルノブイリに核を落とすつもりか!?
第8回:ゼレンスキーの“報じられない闇”! 黒すぎる人脈
第9回:侵攻苦戦は“伝統”… プーチンを操る「影の支配者」
第10回:本記事
第11回:プーチンは「ユダヤ・ファースト」で動いていた!?

第12回:ロシアは核攻撃で「日本の再現」狙う!? 本当の戦況
第13回:“ウクライナ後”に待ち受ける「新たな世界秩序」
第14回:露の危機、米の利益、英の謀略… 侵攻と世界情勢の裏
第15回:オリガルヒ怪死の真実、「グレート・ナラティブ」へ

文=ジェームズ斉藤

ジェームズ斉藤(@JamesSaito33)
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