悪夢障害に悩む人が急増、夢の“改造法”を専門家に取材! しかし超恐ろしい警告も…!

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イメージ画像:「Getty Images」

 前出の藤永氏によると、不眠症や悪夢障害から逃れるためとはいえ本来避けたほうが好ましいのは睡眠薬だという。

「コロナ禍で睡眠が浅くなり、初めて睡眠薬を飲んだ方もいらっしゃると思いますが、実は睡眠薬の副作用のひとつに悪夢があります。また、睡眠薬を過剰に摂取して依存症になることの方が怖いと思います」(藤永氏)

 ちなみに、筆者自身は悪夢をみても、それが夢だと気がついている場合は、富田氏が指摘するようにポジティブ思考で無理やり良い夢に変換させている。例えば、殺人鬼に追われる夢は「この殺人鬼には億の賞金がかけられている! やっつけて億万長者になろう!」、地下室に閉じ込められている場合は「理想のイケメンが助けに来るはず。やった、イケメンと密室でメイクラブ!」と、夢の中でポジティブ思考をめぐらせ、コントロールするのだ。

 人間の心理として「見てはいけない」という意識が強くなるほど、逆にそれを意識してしまい、恐怖心や不安が悪夢を引き寄せてしまうこともあるだろう。しかし、「悪夢も自分に都合よく変えてやる!」というスタンスでいれば、自分の世界から悪夢の存在そのものが消えることになる。

 コロナ禍は次第に落ち着きつつあるようだが、長引くウクライナ戦争にサル痘の蔓延など、不安なニュースは尽きない。我々が無意識に吸収する情報もネガティブなものが多くなって悪夢障害がどうしても増えてしまう時代なのかもしれない。しかし、意識を自分でコントロールする術を身につけ、少しでも前向きに暮らしたいものだ。

文=深月ユリア

ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表。『世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに』(明窓出版)大好評発売中!
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