カニバリズムの恐すぎる実話10選! 追悼、儀式、薬用… 人間が共喰いする本当の理由
※ こちらの記事は2019年6月16日の記事を再掲しています。
米国で熱狂的な人気を誇るテレビドラマの『ウォーキング・デッド』。2010年に放送が開始され、毎年新作が公開されている。もちろんテレビや映画のゾンビは本物ではないが、人間が人間を喰らう共喰いは、架空の話ではない。これはゾンビと同じくらい恐ろしい10の共喰いの実話だ――。
参照:https://www.livescience.com/65593-zombie-cannibal-cultures.html
1. 先史時代の先祖たち
2019年に「Journal of Human Evolution」誌に発表された研究によると、およそ90万年前、現在のスペインにあたる地域で、西ヨーロッパ最古の人類とされるホモ・アンテセッサーは、必要に駆られて共喰いをしていた。人間は栄養価が高い上に捕獲しやすく、食用に最適だったと考えられる。
2. ネアンデルタール人
上記のホモ・アンテセッサーよりも、さらに現代人に近い人種のネアンデルタール人も時に共喰いをしていた。考古学者たちは、その証拠をスペインのシドロン洞窟、フランス南部のボーメ・ムラ・ゲルシーの洞窟、そして最近ではベルギーの洞窟で発見した。ネアンデルタール人は、遺体の骨からさまざまな道具を作っていたという。
3. パプアニューギニアのビアミ人
パプアニューギニアには人間を殺して食べるという“孤立した”文化があることが知られている。しかし、この数十年は食人は行われていないということだ。
2011年、イギリスのテレビ番組ホスト、ピアーズ・ギボン氏がビアミ人グループを訪問し、インタビューを行った。すると彼らは、食人について嬉しげに語った。年かさの男はかつて、死にかけている夫の悪口を言った2人の女性を豚のように火の上で焼き、食べたと話した。
4. パプアニューギニアの先住民族
パプアニューギニアには、前出のビアミ人とは別の少数部族フォレ族が存在する。フォレ族も食人の慣習を持つも、それが「クールー病」と呼ばれる致命的な脳疾患を引き起こし、壊滅的な打撃を受けた。フォレ族は1950年代に食人をやめ、その後、クールー病は減少したという。
しかし、部族全員がクールー病で死んだわけではなく、生き残った何人かはクールー病やその他の狂牛病のような「プリオン病」から身を守る遺伝子を持っていると考えられている。研究者たちは、これを非常に興味深いケースと考え、フォレ族を研究することで、クールー病や狂牛病を防ぐ遺伝的突然変異を発見できると予想している。
5. メキシコのシシメ族
2011年、考古学者はメキシコ北部マゲイ洞窟の古代のシシメ族の集落で、数十の人骨に食人の痕跡を発見した。それらの骨は、1400年代初頭にさかのぼる隠れ家で発見された。シシメ族は、彼らの敵の肉を食べることによって、より多くの穀物が収穫されると信じていた。
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2024.10.02 20:00心霊カニバリズムの恐すぎる実話10選! 追悼、儀式、薬用… 人間が共喰いする本当の理由のページです。ネアンデルタール人、ウォーキング・デッド、カニバリズムなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで