カニバリズムの恐すぎる実話10選! 追悼、儀式、薬用… 人間が共喰いする本当の理由
6. メキシコ、アステカの人々
アステカ人は人身御供の儀式でよく知られているが、彼らが儀式として食人をしていたという証拠もある。一部の専門家は、「アステカ人の食人は、飢饉の間により多く行われていたかもしれない」と述べる。また、食人はアステカ人にとって、神々との交流儀式であったという説もある。
7. ブラジルのワリ族
ブラジルのワリ族は、彼らの敵と部族内の死者双方の食人を行っていた。敵を食べることは、憎しみと怒りを表現する彼らの方法だったという。また彼らは1960年代まで、同族内の死者のほとんどを食べていた。それは彼らにとって、死んだ人々を哀悼し、尊敬、尊重する儀式の一環だった。
米ヴァンダービルト大学人類学者であるベス・A・コンクリン氏は、ワリ族と1年以上共に暮らし、1995年、「American Ethnologist」誌にワリ族の共喰いの歴史について見解を発表した。
8. 16世紀~17世紀のヨーロッパ人
「スミソニアン」誌によると、17世紀の終わりまでヨーロッパ人は、死体を薬用に使っていた。そして医化学の祖と呼ばれる16世紀の医師パラケルススは、人の血液を飲むことは健康に良いと信じていた。
そのため当時の人々にとって、新鮮な血液を飲むことは決して変わったことではなかった。薬局で血液を買う余裕がない人々たちは、死刑執行を待って、罪人の新鮮な血液を安く買っていたという。
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