肝臓がんのリスクが爆増「永遠の化学物質」の恐怖! 家庭内に蔓延でもう手遅れか、関心が低すぎる日本のヤバさ

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 8月8日、英紙「The Daily Mail」をはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、米名門大の南カリフォルニア大学が行った最新研究で「フライパンなどの台所用品に含まれる“永遠の化学物質”が、肝臓がん(非ウイルス性)のリスクを4~4.5倍に高める可能性がある」と新たに判明したという。

 この「永遠の化学物質」とは、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)やPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)など人工的に作られた有機フッ素化合物の通称で、自然環境や体内で分解されにくく何十年も残留する。所謂「焦げ付かないフライパン」などの調理器具のコーティング材や、衣服の撥水加工、洗剤、シャンプー、歯磨き粉、消火剤など多くの家庭用品に含まれているという。

 研究チームはロサンゼルスとハワイに住む20,000人以上の医療データを分析、肝臓ガンを発症した50人と発症していない50人の血液サンプルを比較したところ、ガンを発症した被験者の血液には複数の「永遠の化学物質」が含まれ、その量が多いほどリスクが高まる傾向が見られた。

 実は近年まで「永遠の化学物質」が人体に与える影響に関するデータは乏しく、利用ばかりが先行していたという。がんを誘発するのではないかという懸念は以前から指摘されていたが、ここ数年でようやく研究が進み、考えられていたよりも危険性が高いことを示す証拠が増えているのだ。研究チームを率いたジェシー・グッドリッチ博士は、次のように断言している。

「肝臓ガンは肝臓の疾患の中でも死に至る可能性のある深刻な疾患ですが、今回の研究によって“永遠の化学物質”が関連していることが示されました」

■急速に規制へと舵を切る世界各国

 世界は今「永遠の化学物質」の規制に向けて急速に動いている。今年6月、EPA(アメリカ環境保護庁)は家庭用品に使用される「永久の化学物質」の含有許容基準をなんと“99%以上”下げることを発表した。しかし専門家によると、それでも手遅れで、すでに多くのアメリカ人が健康を害している恐れがあるという。

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「永遠の化学物質」は肝臓の代謝に悪影響を与え、非アルコール性脂肪肝(NAFL、アルコール摂取に関連しない肝臓疾患)を発症し、やがて肝臓がんに至る危険性が高まるが、すでに25%のアメリカ人がNAFLを抱え、2030年にこの割合は30%にまで増える恐れがあるようだ。

 もちろん、アメリカに限らず世界各国で「永遠の化学物質」は問題視され、国連のストックホルム条約会議で危険な化学物質として認定されるとともに、2009年にPFOS、2019年にPFOA、今年6月にPFHxSの使用・製造が禁止されている。日本でも2010年にPFOSの製造・使用を原則的に禁止し、2021年にPFOAの製造・輸入も禁止しているが、それ以前に膨大な量の「永遠の化学物質」が出回っており、やはりすでに相当な量が国民の体に蓄積されている可能性もある。


■識者も警告「危機意識を持て」

 今回の危機的状況について、まず筆者は化学物質に詳しいアディクションカウンセラーの藤永マキ氏に見解を伺った。

「私たちの生活で最も身近ともいえる台所用品に含まれる化学物質は、手軽・安価・便利なので、健康被害や環境汚染に関して“寛容”になっているのかもしれませんね。撥水・撥油・防汚等の目的で使用されるコート剤でもある『永遠の化学物質』は、そもそもが産業廃棄物なのですが、海外では虫歯の予防効果が謳われ水道水に添加された事例もあります。

『永遠の化学物質』は人体のみならず環境にも悪影響を及ぼしますが、そんな汚染された環境で育った食物を、フッ素加工のフライパンで調理して、また人体に摂取する――もはや永遠に毒が蓄積する負のスパイラルそのものです。病気になってからでは遅いので、なにを買うか、もっと消費者として危機意識を持ちましょう」(藤永氏)

 また、大吉漢方メル薬局(東京・町田市)の代表、大内拓一氏は次のように語る。

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