体が爆発して「血肉のシャワー」になった英国王の実話がヤバい! 気絶者続出、現場の地獄絵図と原因は?
「征服王」として知られる初代イングランド王、ウィリアム1世の最期は悲惨で”スプラッター”なものであった。王の身体に起きた想像をはるかに超える異変とは――!?
■葬式でウィリアム1世の遺体が“爆発”
イングランド最初の王にして現イギリス王室の開祖であるウィリアム1世(1027~1087)は、60歳で不慮の死を遂げた。
乗っていた馬の鞍の前部にある棒状の構造物である柄頭(つかがしら)が衝撃で腹に突き刺さり、その傷が癒えず6週間苦しんだ後に死亡したのだ。間接的に太り過ぎが死因であったともいえる。
悲惨な死を遂げたウィリアム1世だが、人望がなかったためか死後も実に哀れなことになった。
王の遺体は仏ルーアンの病院施設に数日間保管された後、ようやく家臣によって防腐処置を施すために持ち出された。保管されている間に、関係者は王の遺体の装束から金目の物を物色して持ち去り、運び出された時の遺体は裸同然であったということだ。
「下級従者たちは上司がいなくなったのを見て、武器、水筒、衣服、リネン、およびすべての王室の調度品を収奪し、床に安置された王の遺体をあたかも野蛮人であるかのようにほとんど裸のままにして急いで立ち去りました」という記述が残されている。
腐敗が進む王の遺体は一族の居城である仏カーンに送られたのだが、その時に市内で火災が発生し、葬式のプロセスがさらに遅れた。さらに、ウィリアム1世から与えられたとされる土地に建てられた教会が、その土地は先祖代々の土地であると主張する男性によって訴えられる紛争も起こり、葬儀はますます遅れることになる。
その間、シーツに包まれて葬式を待つ国王の腐敗した遺体にはガスが充満し、どんどん膨らんでいった。
葬儀の当日、王の遺体はもはや棺に収まりきらないほど膨れ上がっていた。そして葬儀の作業員が王の身体を棺に押し込もうとした次の瞬間、遺体は“爆発”し、腐敗した内臓が辺りに飛び散り、参列者たちの頭の上に降り注いだのである。
酷い腐敗臭があたりを包み、参列者の一部はパニック状態になったり気絶したほどであった。そして、大半はその場から逃げ出したという。あろうことか初代イギリス国王の葬式で、実に悲惨な地獄絵図が繰り広げられたのである。
■死後も浮かばれなかった稀代の「征服王」
「征服王」ウィリアムの治世は、国王の権力が強化された中央集権的な国家へと変貌を遂げた時期でもあった。反乱は力で鎮圧され、アングロサクソン系の貴族の土地もいったん接収された。こうしたことから、ウィリアム1世は市民からかなり嫌われていたともいわれる。さらに、何かにつけて怒り出す癇癪持ちで、仕えていた者たちからも忌み嫌われる存在であったという。
また、ウィリアム1世は信じられないほどの鯨飲馬食の大食漢でもあった。彼は極上の料理を毎日心ゆくまで堪能し、最高級のエールを飲み干していた。抑えきれない食欲は、彼を文字通り病的な肥満へと導き、これが不運な死の根本的な原因となった。
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2024.10.02 20:00心霊体が爆発して「血肉のシャワー」になった英国王の実話がヤバい! 気絶者続出、現場の地獄絵図と原因は?のページです。爆発、肥満、葬式、英王室、ウィリアム1世、征服王などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで