世界最恐の「生贄」文化10選! 4日で8万人、専用に育成される子供、柔らかくなるまで殴打して調理… 人類の黒歴史

10. メソポタミア人

 紀元前8000年から2000年に現在のイラク、クウェート、シリアで繁栄していたメソポタミア人の社会では、エリートの埋葬儀式における主要イベントとして生贄が行われていた。エジプト人と同様に、使用人、戦士、および宮殿の従者らが、来世で主人のために働き続けるために犠牲にされたのだ。

 犠牲になった後、彼らの遺体は主人の周りに装飾的に置かれ、武器や頭飾りなど、主人に仕え続けるために必要な道具を持って埋葬されることもよくあったということだ。

 もちろんだが、この種の人身供養を今でも実践している場所はほとんどなく、もし行われているとすれば秘密裏に行われるという。現代の法律では当然、生贄と人身供養は殺人となる。人類史上の“黒歴史”となる人身供養だが、過去の蛮習として消失したことは人類の進歩の証でもあるのだろう。


参考:「Ancient Origins」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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