不可解な状況で謎の死を遂げた3人 悲鳴メッセージ、煙突逆さ吊り、テディベアに囲まれた遺体…
■煙突に頭から突入した少年(ジョシュア・マダックス)
18歳の少年が家を出て、森の中の人里離れた小屋に行き、屋根に登り、煙突に頭から入っていって、逆さ吊りで亡くなるという状況を想像できるだろうか?
信じられないことに、2008年にジョシュア・マダックスに起こったのはまさにそれだった。ある日、彼は両親の家を出て、そのまま姿を消した。その後7年間も消息不明だったが、建築業者が廃屋の煙突から、ジョシュアの遺体を発見した。
この廃屋はジョシュアの自宅から9キロも離れた場所にあった。ジョシュアの遺体が発見されたことは良かったが、これによりさまざまな疑問が生まれることになった。煙突の中にTシャツ1枚で入っていたのはどういう理由からだったのだろうか?
ジョシュアは煙突から盗みに入ったのだろうか? それはあり得そうもない。この廃屋は10年以上も放置された無人の家であり、鍵のかかっていないドアから直接入ることができた。それに、なぜ軽装で、しかも頭から煙突に入ったのか?
ジョシュアはかなりのやせ型で、理論的には煙突を通り抜けられた。しかし、暖炉の中に家具が積み上げられていて、そこから出られなくなったのだ。彼はそれを知っていて、頭から煙突に突入したのか?
あるいは、ジョシュアは何者かに殺害され、遺体を隠すために煙突内に放置されたという線はどうだろうか? これもあり得なさそうだ。ジョシュアの遺体には、あざも傷もなく、毒物検査の結果も陰性だった。つまり、彼は自分の意志で煙突に入った可能性が高いということだ。誰かと口論になり我を忘れて奇行に走ったのか、それとも友人の前で悪ふざけをしようとしたのか。いずれにせよ、奇妙な話である。
残るは“自殺”だが、それもあり得そうにない。ジョシュアは非常に明るい性格で、精神的な問題は一切抱えていなかったからだ。ギターを弾いたり、歌を歌ったりするのが好きで、非常に社交的な人物だった。自殺に走る理由はどこにも見当たらない。
どこをどう見ても、ジョシュアが自ら服を脱いで煙突に入ろうと思ったとは考えにくいが、合理的な説明はいまもなされていない。
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2024.10.02 20:00心霊不可解な状況で謎の死を遂げた3人 悲鳴メッセージ、煙突逆さ吊り、テディベアに囲まれた遺体…のページです。怪事件、謎、不審死、不可解などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで