「黒い目をした子ども(BEK)」の撮影に成功か 森の中に佇む奇妙な人影…

イギリスのスタフォードシャー州キャノック・チェイスは風光明媚な森林地帯として有名で、多くの人が散策に訪れる観光地だ。しかし、この地域は幽霊を筆頭にUMA※や超常現象が数多く報告されている場所でもあるのだ。近年では「黒い目をした子ども達」こと「ブラック・アイド・キッズ(BEK)」に遭遇したという報告が複数寄せられている。
※ UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。
ブラック・アイド・キッズは一見普通の子供のように見えるが、全身が異様に白く、白目がなく全て真っ黒の目をしているという特徴がある。子供にも関わらず力が強く、非常に狂暴で人に危害を加えようとしてくる傾向にある。
そんなキャノック・チェイスの超常現象について調査を行っている心霊研究家のRobert Pulme氏が、森の中でドローンを用いた調査を行ったところ、カメラに「幽霊ないしはBEK」らしき奇妙な人影を捉えたと報告して話題になっている。
問題の画像はドローンに搭載されていたカメラが撮影していたもので、少し離れた木立の中を、白い服を来た人影が歩いていく様子が偶然記録されていたのだという。勿論、映像を見た人の中には単なるフェイクであるという意見や、白い服を着ていた人にすぎないという意見もあった。しかしPulme氏はこの映像について「幽霊ないしはBEKがこの地域を徘徊している証拠かもしれない」との主張を崩さない。

「キャノック・チェイスは悪霊やUMAに関する噂が多く、英国で最も呪われた場所の一つと考えられています。私たちはここでBEKが歩き回っているのを見たという報告をたくさん受けています。キャノック・チェイスに現れるBEKは女の子が多いようで、最初は普通の女の子のように見えることもあり、出会った人は『小さな女の子が森で迷子になったのでは』と心配になります。しかし、彼女の目を見て驚いているうちに少女は姿を消してしまうのです」
Pulme氏によると、キャノック・チェイスの森に現れるBEKは、1800年代に流行したジフテリアで亡くなった地元の子ども達の幽霊ではないかという。病気で亡くなった子ども達の目が落ちくぼんでいた事から「白目の無い真っ黒な目」をしているように見えたのではないか、というのだ。一方で、1965年から1967年の間にこの地域で3人の子供を殺害した殺人鬼レイモンド・モリスの犠牲者の幽霊がBEKになったという説も存在している。
果たして、森に現れる黒い目の子ども達の正体は何なのか。今後の報告が気になるところだ。
参考:「Daily Star」ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)の記事一覧はこちら
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「黒い目をした子ども(BEK)」の撮影に成功か 森の中に佇む奇妙な人影…のページです。イギリス、ドローン、黒い目の子ども、BEKなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
心霊最新記事
人気記事ランキング11:35更新
- ・元ホストが語った「本当に怖い不倫の怪談」が恐ろしい!
- ・幽霊が多発する路線の駅員に聞いた“本当にあった怖すぎる話”!
- ・約2000年前の“実話怪談”!?古代ローマの哲学者アテノドロスと鎖の幽霊
- ・人身事故が多発する駅の恐怖「呪われた●番線の怨霊」
- ・「ゾゾゾ」の4人に聞く「ゾゾゾの舞台裏」インタビュー!
- ・“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果
- ・メンバーが全員死んだ“ラモーンズの呪い”とは?
- ・誰も書かない「犬鳴村」の裏歴史を考察
- ・大規模呪術が千葉に存在か!?「銚子には何かがある」
- ・道後温泉遊郭「旧・朝日楼」衝撃の裏話(実録)
- ・CIAが「ノアの方舟」を極秘調査していた!“伝説の船”を巡る新証拠と50年の沈黙
- ・ミャンマー大地震、死者1万人以上か、専門家は「最悪の事態まだ」と警鐘
- ・脳の老化は44歳から急加速? 脳の老化を遅らせるカギとは
- ・悪夢の人体実験「毒物部隊」とは!?人柱となった12人
- ・「脈動するUFO」夕暮れ時の海上に現れた奇妙な物体
- ・“嘘をつく人”がよく使う言葉とは?心理学が明かす“言葉のクセ”の正体
- ・ピラミッド地下に「記録の殿堂」があるのか?
- ・“銀河連邦メッセンジャー”が語る「UFO侵略予告」
- ・植物でも動物でも菌類でもない謎の生命体「プロトタキシーテス」
- ・【UFO議連総会レポ】非人間知性(NHI)の存在は“ほぼ確定”!?