「そばかすが溶け落ちた」 激昂した義兄に熱湯をかけられた女性の痛ましい姿=英
メラニン色素の過剰蓄積でできるシミやそばかす。少しでも薄くしようと紫外線を避けたり、レーザー治療を受ける人もいるが、ある衝撃的な“事件”によりそばかすが一度に溶け落ちてしまった女性がいる。
英カンブリア州に住む弁護士のシャーロット・フォスターさん(29)は、ペットのネズミの治療を巡って、婚約者の兄ベン・クイーンに大やけどを負わされた結果、皮膚が溶け、そばかすも一緒に流れたという。
2021年8月4日、シャーロットさんは呼吸が苦しそうだったペットのルビー(1歳)を動物病院に連れて行ったことを、同じくネズミを飼っていたベンにテキストで打ち明けた。すると、ベンは同情するどころか、ルビーが呼吸困難のためにアレルギーの薬を処方されたことに腹を立てたというのだ。
その後メールでの口論が続き、無礼なやり取りに腹を立てたシャーロットは、その日のうちに彼の家に行き、謝罪を求めた。しかし、ベンは「これでも食らえ、この野郎」と怒鳴り、やかんから沸騰したばかりのお湯を彼女にかけたというのだ。
シャーロットさんはすぐにバスルームに駆け込み、叫び声を聞いたベンの母親が救急車を呼んだ。その後、胸、耳、顔の左側に水ぶくれが残り、38時間もの間、左目が見えない状態に陥った。
ベンはその日のうちに逮捕されたが、即日保釈された。2023年1月10日、ベンはシャーロットさんに痛ましい身体的危害を与えたとして有罪を認めた後、2023年2月9日に21カ月の懲役刑を言い渡された。
シャーロットさんとベンはかつて同僚だったこともあり、親密な関係を築いていたという。今となってもなぜベンが激昂したのかまったく意味がわからないとのことだ。
「ベンが興奮し、コーヒーをこぼしてしまったので、邪魔にならないように動いたら、その時に彼がキレたんです。突然、頭、耳、首が焼けつくような感覚に襲われました。振り向くと、ベンがやかんを持って私の後ろにそびえ立っていました。あんなに痛い思いをしたのは初めてです。」(シャーロットさん)
「私のそばかすが消え、皮膚が溶けて顔から落ちるのを見ました。顔、首、胸、肩、耳の周りの皮膚は今も痛みます。」(同)
シャーロットさんは心身の傷からまだ100%回復したわけではないというが、ベンが刑務所に収監されたことは再スタートを切るはじめの一歩だと話している。
参考:「The Sun」ほか
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