西暦3800年の世界に行った女性タイムトラベラーが写真を公開! ロボットに支配された“絶望の未来”が暴露される!
部屋にあったのは、何本のものケーブルが繋がれた金属製の椅子であった。椅子にはいくつものボタンがあり、行きたい時代を入力するようになっていた。この椅子に座った人物がタイムトラベルをするのだが、肉体のみならず衣服やそのポケットに入っているものまで一緒にタイムトラベルできるという。だが、この椅子はここに残ったままだということだ。
ガリバーを使ったタイムトラベルは“出発地”ではほんの一瞬で往復して終わるものなのだが、本人の主観では“到着地”に50~70分の間滞在する旅になるということだ。
実際に目にしたタイムマシンがあまりにも“しょぼい”ものであったことから、彼女の熱は一気に冷めてコズロフ氏の言葉を疑いはじめたという。そしてタイムマシンを完成させて何度もタイムトラベルしているのに、どうして世に公表しないかを問い質した。コズロフ氏の言い分は、もし公表すればさまざまなよからぬ目的で使われたり、富裕層相手のビジネスになってしまうことを危惧してのことであるという。
しかしながら世に公言できない最大の理由は、悲劇的な人類の行く末であった。なんと、未来のある時点で人類社会ではAI(人工知能)とロボットのクーデターが起こり、世界は彼らに乗っ取られてしまうというのである。そして、コズロフ氏は未来でロボットに襲われて一度殺されたのだという。
■荒廃した都市を背景にした自撮り写真を公開
この話にも驚かされた彼女だったが、それでも一度生じた疑惑の念はなかなか晴れない。それを察したコズロフ氏は、彼女にタイムトラベルを体験してみることを提案する。
こうしてトントン拍子で彼女は念願のタイムトラベルを体験することになる。彼女が金属製の椅子に座ると、コズロフ氏はおもむろにガリバーを起動させた。彼女は強い電流を感じ、その後漆黒の闇に包まれたという。
目を開いた彼女が最初に見た光景は、ビルの廃墟と行き倒れた人々の遺体、破壊された各種の設備や機器、ロボットが随所に散らばる、まさに“ディストピア”な荒廃した都市の景色であった。
廃墟の中を恐る恐る歩いた彼女だったが、こんなにも荒廃した未来に来てしまったことを後悔しながらも携行してきたカメラ機能つき携帯電話(スマホではない)で自撮り写真を何枚か撮影した。そして彼女はこのとき撮影した写真をプリントしたものを、カメラの前で初めて公開する。

彼女の顔の下半分の右側に広がっているのが、未来の都市の廃墟である。低空を飛行するロボットはレーザー銃で地上の不審な場所を攻撃していたという。彼女がタイムマシンで連れてこられた未来社会は、確かに現代人に伝えるには憚られる絶望の未来だったのだ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊西暦3800年の世界に行った女性タイムトラベラーが写真を公開! ロボットに支配された“絶望の未来”が暴露される!のページです。ロボット、タイムトラベラー、タイムマシン、ディストピアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
奇妙最新記事
人気記事ランキング11:35更新
- ・ピラミッド地下に「記録の殿堂」があるのか?
- ・身元不明男性の奇妙なホテル滞在と不審死
- ・北緯33度線上は“疑惑の宝庫”
- ・恋人の口に手を入れたら…まさかの“救急搬送”の顛末
- ・海岸に“人魚の骸骨”?謎の漂着物に人々が騒然
- ・「泥棒が存在しない村」とは? 20年も犯罪なし…
- ・医療スタッフ23人が被害を受けた“有毒女性”とは
- ・世界中で相次ぐ人魚の目撃談
- ・人間は誰もが超能力を持っている!?画期的な実験
- ・クイズ参加者の“頭が爆発”!?視聴者にトラウマを植え付けた事件の真相
- ・CIAが「ノアの方舟」を極秘調査していた!“伝説の船”を巡る新証拠と50年の沈黙
- ・ミャンマー大地震、死者1万人以上か、専門家は「最悪の事態まだ」と警鐘
- ・脳の老化は44歳から急加速? 脳の老化を遅らせるカギとは
- ・悪夢の人体実験「毒物部隊」とは!?人柱となった12人
- ・「脈動するUFO」夕暮れ時の海上に現れた奇妙な物体
- ・“嘘をつく人”がよく使う言葉とは?心理学が明かす“言葉のクセ”の正体
- ・ピラミッド地下に「記録の殿堂」があるのか?
- ・“銀河連邦メッセンジャー”が語る「UFO侵略予告」
- ・植物でも動物でも菌類でもない謎の生命体「プロトタキシーテス」
- ・【UFO議連総会レポ】非人間知性(NHI)の存在は“ほぼ確定”!?