放射能の影響を知るために…米政府が行った恐ろしすぎる人体実験とは?

 この度、かねてよりTOCANAと関わりのある出版社の彩図社様から、2021年に発売された『怪しい噂の真相 禁断の雑学』の使用許諾をいただいた。まさに怪しい噂、雑学が目白押しの一冊には、知っているようで知らない興味深い知識が散りばめられている。今回は特別にTOCANA編集部おすすめの話題を抜粋して紹介する。

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放射能の影響を知るための米政府の人体実験とは?

 マンハッタン計画は、第二次大戦中の米軍が進めた原爆開発計画だ。ドイツの亡命科学者からナチスの核開発を警告された政府は、先んじて保有するべく原爆研究を開始。1945年7月16日に原爆実験は成功し、アメリカは世界初の核保有国となった。ここまでは有名な話だが、その裏で放射能汚染の影響を知るための人体実験が行われていたことは、あまり知られていない。

 実験から2カ月前の1945年5月、サンフランシスコの病院で58歳の患者の大手術が行われた。表向きは末期胃がんの切除手術だが、実はこの患者には、無許可で大量のプルトニウムが注射されていた。政府は原爆開発を進める一方で、プルトニウムの毒性と体への悪影響を調べるために、重病患者を使って人体実験をしていたのだ。

 切除された胃の大部分と肝臓は、研究材料として持ち去られた。末期がん患者を対象としたプルトニウム注入は相次ぎ、1947年までに被験者15人全員が死亡した。この事実は、1993年にニューメキシコ州の地方紙の調査で判明した。

 核にまつわるアメリカでの人体実験は、これだけではない。ロサンゼルスタイムズが1994年に報じた情報によると、50年代から70年代までの間に、治療費未払いのがん患者80人が放射線照射実験に使われたという。核戦争の恐怖が身近だった時代には、核にまつわる非人道的な実験が繰り返されていたのである。

(文:黒い雑学研究会)

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TOCANA編集部

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