“アインシュタイン超えのIQ”を持つ男が語る「死」の概念、人が死んだら何が起こるのか?

イメージ画像 Created with DALL·E

 死は誰もが一度は恐れるものだ。しかし、驚くべき高いIQ(190〜210)を持つクリス・ランガン氏は、「死は終わりではない」という興味深い考えを持っている。アインシュタインをも超える知能を持つ彼が考える「死」とは一体どういうものなのだろうか。

宇宙と死についての新しい理論

 ランガン氏は「宇宙認知理論モデル(CTMU)」という理論を提唱している。この理論によると、私たちの宇宙はある種のコンピューターのようなもので、現実世界は自己設定・自己処理を行う「言語」のような仕組みだという。つまり、死とは単なる終わりではなく、このコンピューターシステムの中で別の次元に移動するようなものだと考えられているのだ。

 映画『マトリックス』のような世界観で例えると、私たちは今、ある「プログラム」の中で生きているようなものだ。死は、そのプログラムが終了し、別のプログラムに移るような感覚であるという。

死後の世界:新たな次元への移行

 ランガン氏はポッドキャストでこう語っている。「死とは、今の肉体との関係が終わることだ。この現実から離れると、私たちは現実の『源』へと戻っていく。そこで新しい体、いわば別の種類の『端末』となる体を得る可能性がある」

 この考え方によれば、死は存在の終わりを意味するものではない。死後、私たちの意識は現世から現実の起源へと移動するのだ。これは一般的な「あの世」という概念とは異なる、より複雑なものだ。それは現実のシミュレーションから抜け出し、より大きな機構の中に入っていくようなものかもしれない。そこで初めて、自分自身と周囲で実際に何が起きているのかを理解することになるのだ。

画像は「LADbible」より

記憶と時間の概念

 ランガン氏は続けてこう説明する。「記憶は数学的には決して消えることはない。しかし、新しい次元に移行した後は、それらの記憶を引き出す必要性はほとんどないだろう」つまり、別の次元では、現世での記憶を持たないかもしれないということだ。

 さらに興味深いのは、死後の状態を瞑想に似た状態として描写している点だ。「そこではすべての変化を観察することができる。もし輪廻転生があるとすれば、それらのすべての人生は同時に存在している」という。これは私たちが知る時間の概念を超越した状態を示唆しているのだ。

神の存在と死後の世界について

 ランガン氏の理論では、死後の世界は肉体的・精神的な自己を超越した状態だという。しかし、これは神の存在を否定するものではない。彼によれば、神は私たちが認識できる特定の性質を持つ存在であり、必ずしも天国に存在する人格的な存在ではないのだ。

 この理論は一見難解に思えるかもしれないが、死を新たな次元への移行として捉える視点は、私たちの死生観に新たな光を投げかけるものかもしれない。

参考:LADbible、ほか


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文=深森慎太郎

人体の神秘や宇宙の謎が好きなライター。未知の領域に踏み込むことで、日常の枠を超えた視点を提供することを目指す。

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