海岸に“人魚の骸骨”?謎の漂着物に人々が騒然!未知の生物か・・・?

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画像は「Daily Star」より

 イギリス南東部、ケント州マーゲイトの海岸で、「骸骨のような人魚」と形容される不気味な物体が打ち上げられ、目撃者たちに衝撃を与えている。

 発見者は、ロンドン在住のポーラ・リーガンさん。3月10日、夫のデイブさんと海辺を散歩していたところ、砂浜の海藻に埋もれるようにして奇妙な形をした物体を見つけたという。

「最初は流木か、もしくは死んだアザラシかと思った」と語るポーラさんだが、近づいてみると、それはまったくの別物だった。

頭部は骸骨、尾は人魚──正体不明の漂着物

 撮影された写真には骸骨のように見える頭部と、柔らかくうねる魚の尾のような構造が写っている。全体としては、人魚の彫像を連想させる形状だが、その材質や質感からは人工物とも自然物とも断定しにくい。

 ポーラさんはこう証言している。「頭は骨のように見えたけれど、尾の部分は柔らかく、でも腐っている感じはしなかった。ただ、とにかく変なものだったわ」

 天気の良い静かな朝、ほかに人のいない浜辺で突如目の前に現れたその姿は、彼女の脳裏に深く焼き付いたという。

その場には人だかりも「なんだこれは?」

 発見後、徐々に人が集まり始め、犬の散歩をしていた人や浜辺の小屋を設営していた男性など、通行人が足を止めた。「何かの船から落ちた装飾かも」「人魚の船首像では?」など、さまざまな憶測が飛び交ったが、誰ひとりとして確信を持ってその正体を語れる者はいなかった。

「もし写真を撮っていなかったら、誰も信じてくれなかったと思う」とポーラさんは語る。

な お、地元のサネット地区議会は状況を把握しているとのことだが、現時点で公式コメントは出していない。

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画像は「Daily Star」より

“地球外生命体”の可能性?過去の事例との共通点

 この出来事に関連して思い出されるのが、2024年2月に話題となった“エイリアンのような魚”の捕獲だ。ロシアの深海漁師ローマン・フェドルツォフ氏が北太平洋で捕獲したその生物は、大きな丸い体、極小の目、そして大きく開いた口を持ち、「映画のセットから抜け出したかのような見た目」と話題になった。

 その生物は「スムースランプフィッシュ」(Aptocyclus ventricosus)という深海魚であり、専門家によって分類されたが、その外見の異様さが多くの人に「地球外生命体」を想起させたのも事実である。

憶測は尽きず、真相は海の中

 今回マーゲイトで見つかった「骸骨のような人魚」が、自然現象による偶然の産物なのか、それとも人工的な装飾物か──あるいはまったく未知の存在か。真相は未だ明らかになっていない。

 だが確かなのは、この不可解な出来事が人々の好奇心を大いに刺激したということ。海は今なお、数々の謎を私たちに投げかけている。

参考:Daily Star、ほか

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