【米連続失踪】初期化された2台のスマホと遺体の横の拳銃…… ロスアラモス研究所の女性職員「神隠し」の結末

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 アメリカの国家機密——とりわけ核兵器開発や宇宙防衛に関わるエリートたちが、次々と「神隠し」に遭っている。

 TOCANAでもたびたび報じている、映画のスパイ劇やSFホラーのようなこの不気味な連続失踪事件の中で、ついに「最悪の答え」が一つ見つかった。約1年前に忽然と姿を消したニューメキシコ州の核兵器研究所(ロスアラモス国立研究所)の女性職員が、深い森の中で遺体となって発見されたのだ。

 現場に残された不可解な痕跡は、彼女の死が単なる遭難ではなく、より深く暗い陰謀に巻き込まれた可能性を静かに物語っている。

初期化された2台のスマホと、嘘の証言

 遺体で発見されたメリッサ・カシアス氏(54歳)は、第二次世界大戦中のマンハッタン計画で知られ、現在もアメリカの核兵器研究の心臓部である「ロスアラモス国立研究所(LANL)」で管理アシスタントとして働いていた。

 彼女が姿を消したのは、2025年6月26日のこと。その日の朝、彼女は同じ研究所の監督責任者である夫のマーク氏を職場に車で送った後、「研究所に入るためのセキュリティバッジを忘れたから家に取りに帰る」と告げた。

 しかし夫の証言によれば、彼女が夫を車で送った時点でセキュリティゲートを通過しているため、バッジを持っていなかったはずはないのだ。

 その後、彼女は娘のアルバイト先にサンドイッチを届け、「バッジを忘れたから今日は家で仕事をする」と再び不可解な嘘をついている。

 そして彼女の足取りは、自宅から約3マイル(約4.8キロ)離れた州道を一人で歩いている防犯カメラの映像を最後に途絶えた。

 自宅に残された彼女の仕事用とプライベート用の2台のスマートフォンは、どちらも「完全に工場出荷状態に初期化」されており、失踪直前に彼女が誰と連絡を取っていたのか、すべてのデータが跡形もなく消し去られていた。

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画像は「Daily Mail」より

11ヶ月後に発見された遺体と「謎の拳銃」

 今年5月28日、彼女が最後に目撃された場所から約6マイル(約10キロ)離れたカーソン国有林の尾根で、ハイカーが遺体を発見した。歯型などの照合により、遺体はメリッサ・カシアス氏と断定された。

 ニューメキシコ州警察は「遺体のすぐそばに拳銃が落ちていた」と発表したが、彼女が銃を所有していたのか、あるいはその銃が誰のものなのかはまだ明らかになっていない。現在、死因や死亡時期の特定、および拳銃の出処について科学捜査が進められている。

 この地域は森林再生プロジェクトの対象であり、2025年12月以降、作業員たちが頻繁に出入りしていた場所だ。それにもかかわらず、なぜ11ヶ月もの間、彼女の遺体は発見されなかったのだろうか。


狙われる「国家機密に触れる者たち」

 元FBIの副長官であるクリス・スウェッカー氏は今年3月、彼女の失踪は「国家の最高機密にアクセスできる人物を狙った大規模な陰謀の一部である」と懸念を示していた。

「管理アシスタントは、上司と同じ機密ファイルにアクセスできる立場にあります。情報機関やスパイが彼らをターゲットにするのは、決して珍しいことではありません」とスウェッカー氏は語る。

 実際、アメリカのニューメキシコ州周辺では、ここ1年ほどの間に核施設や航空宇宙、防衛部門に関わる人物が次々と「同じような手口」で姿を消している。

 ロスアラモス国立研究所の元職員アンソニー・チャベス氏(79歳)、防衛関連施設の契約社員であるスティーブン・ガルシア氏(48歳)。彼らもまた、カシアス氏と同様に「ある日突然、徒歩で家を出たまま」跡形もなく消え去った。

 さらに、これらの施設と深く関わりがあった元空軍将軍であるウィリアム・ニール・マキャスランド氏も今年2月に失踪しており、事態は異常性を極めている。

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画像は「Daily Mail」より

 初期化されたスマホ、現場に残された拳銃、そして相次ぐ関係者の神隠し——。ホワイトハウスはFBIに対し、これらの連続失踪事件の捜査を命じているが、現時点で詳細な報告はなされていない。

 アメリカの核開発の聖地で、彼らは「何」を知ってしまったのか。そして、彼女の遺体のそばにあった拳銃は、自ら命を絶つためのものだったのか、それとも別の誰かが残していったものなのか。沈黙の森が真実を語る日は、果たして来るのだろうか。

参考:Daily MailUNILAD、ほか

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