「メラニア夫人の“影武者”疑惑」、根強い『ボディダブル』説の真相とは?

画像:@FLOTUS – X投稿よりパブリックドメイン

 大統領夫人には“影武者”がいるのか――。アメリカ合衆国のファーストレディー、メラニア夫人には“ボディダブル疑惑”が根強くつきまとっているようだ。

■メラニア夫人の根強い“ボディダブル疑惑”

 アメリカのコメディアニメ番組『ファミリー・ガイ(Family Guy)』のあるエピソードでは、メラニア夫人が男性(ピーター)にゴルフクラブを手渡して夫のトランプを抹殺するように頼む場面があるという。

 メラニア夫人が夫を憎んでいるという“設定”はアメリカではよく知られたジョークになっており、ファーストレディーとしての公務の場にはそのためにスタンバイしている“替え玉”を出席させているのだという“陰謀論”が冗談半分で流布しているようだ。

 英紙「ガーディアン」のコラムニスト、マリーナ・ハイド氏はSNSで「メラニア夫人は近頃、メラニア夫人のそっくりさんによって演じられているに違いない」と冗談を飛ばし、この騒動の発端は自分だと主張している。

 トランプ大統領の1期目の就任直後から早くも“ボディダブル疑惑”が浮上しており、公務のメラニア夫人が顔の大部分を覆う巨大なサングラスをかけている写真がすべての発端であるといわれている。

 しかしこの写真の夫人はもちろん本人であり、疑惑は誤りであることが判明している。それでも疑惑はジョークとして定着し、その後も何度となく話題になっているのだ。

 2018年7月にトランプ大統領がNATO首脳会議に出席するためブリュッセルに到着し、大統領専用機エアフォースワンから降り立つ大統領夫妻の写真もSNSで話題になり、「偽メラニアが戻ってきた」とのコメントが数多く書き込まれた。

 2019年3月には再び大きなサングラスをかけた夫人の姿が見られ疑惑は再び広まった。

 これにはトランプ大統領も反応。

「フェイクニュースはメラニア夫人の写真をフォトショップで加工し、アラバマ州や他の場所で私のそばにいるのは実は彼女ではないという陰謀論を広めた。彼らは時とともにますます狂ってきている!」とトランプはSNSで批判している。

イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 2期目の今年4月、教皇フランシスコの葬儀に出席した大統領夫妻のツーショットで疑惑が再び浮上したという。

 人々はまたもや彼女の服装や振る舞いが本来のメラニア夫人の姿ではないと考え、何かが起こっているとの疑問を抱くコメントがSNSに溢れかえったのだ。

 今月のアメリカ陸軍創立250周年を記念する軍事パレードに出席した大統領夫妻の姿も一部で疑惑を膨らませているという。

 ある映像では彼女が居眠りしているように見え、一部の人々は「あれは間違いなくメラニア夫人ではない」と主張している。

 夫妻はこの件を「ばかげている」と評しているが、疑惑は根強く続いているようだ。

 そもそも普段夫妻は別居しているのではないかという指摘があるのだが、「ニューヨーク・タイムズ」紙はドナルド・トランプ大統領の2期目就任後100日間で、夫人がホワイトハウスに滞在したのは「14日未満」だったと報じている。

 就任早々から政府職員の大リストラ、停戦交渉に“トランプ関税”、そしてマスク氏の離反など何かにつけても慌ただしいトランプ大統領だけに仕方のない側面もありそうだが、今後は夫人が公の場に出てくる機会がもっと増えるのではないだろうか。

参考:「LADbible」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

仲田しんじの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

「メラニア夫人の“影武者”疑惑」、根強い『ボディダブル』説の真相とは?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング17:35更新