「私は2度死んだ」― 神と“交渉”し、現世に帰還した女性が語る衝撃の臨死体験

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「いいえ、絶対に嫌です。私は行きません。あなたに私を連れて行くことはできない。私には育てるべき子供たちがいるのです」

 これは、天国と対峙したという一人の女性が、必死に叫んだ言葉である。

 米オハイオ州在住のペギ・ロビンソンさん(64)は、文字通り死の淵を2度も覗いた経験を持つ。彼女が語るその壮絶な臨死体験は、我々の死生観を根底から揺るがすものかもしれない。

妊娠中の突然の死と、天国への“ジェットコースター”

 最初の臨死体験は、彼女がわずか5歳の時、地元の池で溺れかけた際に起こった。そして2度目の、より鮮烈な体験は、25歳で双子を妊娠していた時に訪れた。

 当時、彼女は激しい骨盤の痛みを訴えていたが、子宮外妊娠ではないと診断されていた。しかし数日後、痛みで歩けなくなり、大量に出血。病院に緊急搬送される途中、彼女の意識は肉体から完全に切り離された。

「肉体との繋がりを失いました。何をすべきか、体に伝えることができませんでした。気を失いそうになり、顎が胸についた瞬間、突然、私はロケットのように宇宙へと打ち上げられたのです。私は恐怖に襲われました。自分が今、死んだのだと分かりました」。

 彼女は天国への旅路を、「降りることのできない、 激しく揺れるジェットコースター」のようだったと表現する。

神との“交渉”と、わがままな子供の幻

 やがて彼女は、明るい白い光に満ちた部屋にたどり着く。部屋の中央には、一人の人物が座っていた。

「それは神でした。そして彼は、私の不平不満を聞く準備ができていました」。

 ペギさんは、母親の愛と保護なしに子供たちを地上に残すことはできないと、神に向かって必死に叫んだ。すると、神は彼女に一つの光景を見せたという。それは、スーパーのレジの前で、「今すぐこれが欲しい」と癇癪を起している子供の姿だった。

「神は、私がわがままな子供のように振る舞っていることを、その光景で見せてくれたのです。私は、彼の前でもっと謙虚になる必要があると悟りました」。

 神はテレパシーで、厳格でありながらも愛情のこもった声で、「あなたの時は来たのだ」と告げた。それでも諦めきれないペギさんは、神に一つの“取引”を持ちかける。「もし、どんな理由であれ、子供たちが私なしの方が幸せになれると示してくれるなら、私はここに残ることに同意します。そうでなければ、地球に戻してくれるよう懇願します」

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イエスに導かれ、息子の涙を見る

 彼女が答えを待っていると、一人の男性がそばに立っていることに気づいた。白いローブと肩まであるウェーブのかかった髪。それはイエスであった。

 イエスに導かれ、彼女は地上へと降りていく。自宅のトレーラーハウスの屋根の上から中を覗くと、二人の息子が「ママが死んじゃった」と話しているのが見えた。幼い息子が「ママに戻ってきてほしい。今すぐにでも」と泣きじゃくる姿に、彼女の心は張り裂けそうになった。

 天国に戻った彼女は、イエスと神の足元で泣き崩れ、自らの運命を受け入れる決意をする。「私が死んだのは、私自身の責任だ。だから、私はここに留まろう。いつか息子たちがここに来る日を、ここで待とう」

 しかし、彼女が心を落ち着かせ始めたその時、ふと一つの疑問が頭をよぎる。「私が死んだら、誰が子供たちにあなたのことを教えるのですか?」。その言葉を発した瞬間、彼女の意識は病院のベッドへと引き戻されていた。

 病院での検査の結果、彼女は卵管妊娠による内出血を起こしており、腹部全体が血で満たされている危険な状態であったことが判明。家族は、彼女との最後の別れを告げるために呼び出されていた。

 双子の赤ちゃんを失うという悲劇に見舞われながらも、彼女は奇跡的に一命を取り留めた。

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画像は「The Mirror」より

 現在、引退したカウンセラーとして穏やかな日々を送るペギさんは、自らの臨死体験を語ることで、「“死”というものは存在しない」というメッセージを伝えている。

「神は私たちを教育するために、記憶を与えてくださる。それは私たちの魂に保存され、決して忘れられることはないのです」

 彼女が神との“交渉”の末に持ち帰ったのは、命そのものだけではなかった。それは、愛する者を想う母の心が、時として神さえも動かすことがあるという、一つの証明だったのかもしれない。

参考:The Mirror、ほか

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