マヤ暦に“タイムトラベルの秘密コード”が存在した?「宇宙版ダ・ヴィンチ・コード」説
マヤ暦に“タイムトラベルの秘密コード”が存在した? ある研究者が提唱した「宇宙版ダ・ヴィンチ・コード」説

2012年12月21日、人類は滅亡する――。かつて世界を震撼させたマヤ暦の「終末予言」。結局何も起こらなかったことで、この古代の暦は神秘性を失い、過去の遺物となったかに見えた。
しかし、このマヤ暦を全く異なる角度から解読しようと試みた人物がいた。自称「多次元考古学者」のティモシー・アラン氏だ。彼はかつて、この古代の暦にタイムトラベルを可能にする“秘密のコード”が隠されている、という驚くべき説を提唱した。
「これは多次元言語だ」―量子的にエンコードされた“光のフラクタル”
アラン氏が特に注目したのは、マヤ暦の中でも260日周期の神聖暦「ツォルキン」だった。彼は、5年以上の歳月をかけてこのツォルキンを研究し、そこに驚くべき秘密が隠されていることを“発見した”と主張した。
「私はマヤ暦の中に隠されたコードを発見した。それは、精神的なテクノロジーのための、量子的な約束事のようなものだ。多次元言語なんだ」と、彼は自身のYouTubeチャンネルで語っていた。
彼によれば、そのコードとは「意識の、量子的にエンコードされた光のフラクタル」であり、多次元宇宙を一つにまとめる力を持っているという。にわかには信じがたい、SFのような話だ。
しかしアラン氏は、これが単なる陰謀論ではないと主張。彼の発見は、グアテマラのマヤの長老によって、「マヤ暦の中に見つかった正当なコードである」とお墨付きを得ているとまで語っていた。

“時のポータル”と“ビジョンのポータル”―神聖なタイムトラベルマップ
アラン氏はこの“発見”に基づき、「神聖なタイムトラベルマップ」を作成したとまで言う。彼によれば、このマップは2種類の「ポータル(時空の入り口)」を示しているという。
時の通路ポータル(Passage of time portals): 物理的な時間を移動するためのポータル。
個人的ビジョンポータル(Personal vision portals): 精神的な次元を旅するためのポータル。
彼は、この発見が人類を物質主義の束縛から解放する鍵となると信じていた。「これはまるでダ・ヴィンチ・コードだ。宇宙的なダ・ヴィンチ・コードが開かれたんだ」と、彼はその興奮を隠さなかった。

マヤ暦の真の目的とは?
では、マヤ人は一体何のために、このような高度なコードを暦に隠したのだろうか。アラン氏は、その壮大な目的をこう推測していた。
「マヤ暦は、人類の意識の進化をマッピングするために発明されたものだ。それは、人間であることの真実を理解するための鍵なのだ」
彼の主張が真実なのか、それとも壮大な妄想だったのか。それを判断するのは難しい。しかし、マヤ文明が天文学や数学において、驚くほど高度な知識を持っていたことは紛れもない事実だ。
2012年の終末予言は外れた。しかし、それは我々がマヤ暦の真のメッセージを、まだ何も理解していなかったからなのかもしれない。彼らが暦に込めた本当の秘密は、人類の滅亡ではなく、むしろ人類の“進化”に関わる、壮大なタイムトラベルの設計図だったという、この奇妙な説。あなたは、どう思うだろうか。
参考:The Ancient Code、ほか
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2024.10.02 20:00心霊マヤ暦に“タイムトラベルの秘密コード”が存在した? ある研究者が提唱した「宇宙版ダ・ヴィンチ・コード」説のページです。マヤ暦、マヤ文明、ポータル、フラクタル、タイムトラベルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで