古代の神「カチナ」とホピ予言。青い星が現れる時、地球は“浄化”されるのか

アメリカ先住民族のホピ族やズニ族が信仰する霊的存在である「カチナ」とは――。“ホピ予言”でもその重要性が語られている。
■アメリカ先住民の神「カチナ」とは?
ホピ語でカチナ(Kachina)は「生命の運び手」を意味し、自然界に存在するあらゆるものに命をもたらしたとされている。またズニ族にとってカチナは天から降りてきた神々である。
ほかにもティワ族(ホピ族居留地内)、アコマ族、ラグナ族など西部のプエブロ・インディアンの宗教と宇宙論においてカチナは最も重要な存在である。
歴史メディア「Ancient Code」によれば、カチナの概念は超自然的存在、 カチナダンサー (宗教儀式でカチナに成り代わる仮面をつけたダンサー)、そして カチナ人形(子供たちへ贈られるカチナに似せて彫られた小さな人形)という3つの異なる要素から成り立っているという。
この不思議な存在を現実世界に現れた精霊、あるいは擬人化された存在として多くの作家が描写している。伝説によると、これらの精霊は毎年上半期にホピ族の村々を訪れるという。
カチナの神々はコミュニティごとに異なり、太陽、星、雷雨、風、穀物、昆虫など、さまざまなものを象徴するカチナがある。
カチナの起源は依然として深い謎に包まれているが、ホピ族の伝説によるとカチナは冥界を通ってホピ族のもとにやってきた慈悲深い霊的存在だと言われている。
カチナは生命の運び手と呼ばれるだけでなく、雨やホピ族の生活のあらゆる恵みをもたらす役割も担っている。しかしホピ族はこれらの慈悲深い霊的存在がもたらす恩恵を当然のこととして受け入れることに慣れ、彼らに対する尊敬と敬意をすべて失ったことでカチナは冥界へと戻り、特定の時期にしかあらわれなくなったという。
カチナは部族の若者たちに儀式のやり方を教え、仮面や衣装の作り方を教えた。古代ホピ族は、太古の昔から受け継がれてきた儀式でカチナを敬っている。ズニ族は毎年「シャラコ(Shalako)」と呼ばれる儀式を行いカチナを崇拝している。インディアンたちはカチナを象徴する伝統的な衣装を身にまとい、神々が地球に到来することを祝う。

カチナの仮面のデザインはきわめて興味深く「古代宇宙飛行士説」の支持者の中には、カチナの仮面と衣装を異世界からの来訪者と結びつける人々もいる。カチナのマスクの独特なデザインはまるでヘルメットのようでもあり、身体は宇宙服のスーツに見えないこともないことから、確かに古代宇宙飛行士であったとしてもおかしくはない。
興味深いことに、南西部のネイティブアメリカンの部族に伝わる詩や伝説、物語を調べてみると「スターピープル」の伝説が見つかる。スターピープルは地球にやって来て地球に種をまいたとされ、彼らは飛行船に乗ってやって来たと言われている。スターピープルはカチナであり、古代宇宙飛行士であったのだろうか。

1961年に書かれたフランク・ウォーターズ著『Book of the Hopi(ホピの書)』によれば、古代ホピ族の神話ではカチナが「ブルースターカチナ」と呼ばれる青い星の姿で現れ、新世界の始まりの到来を告げるとされている。
ブルースターカチナは、多くの長老たちによって「浄化の日」前の9番目で最後の兆候として言及されており、地球の浄化につながる大惨事、あるいは大洪水のような「世界を巻き込む大災害」として描写されている。
一説では地球に近づきつつある謎の恒星間天体「3I/ATLAS」がブルースターカチナなのではないかとも言われている。まもなくホピの予言が成就することになるのだろうか。ちなみに「3I/ATLAS」が地球に最も近づくのは12月19日である。最接近しても地球からは約2億7000万㎞以上あるので物理的な影響は及ばないが、“ホピ予言”的には気にかけておいていいのかもしれない。
参考:「Ancient Code」ほか
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