2026年の夏は観測史上最も暑くなる!? 猛威を振るう「スーパーエルニーニョ」と地球温暖化がもたらす最酷暑の危機

迫り来る今年の夏は観測史上最も暑くなるのか――。著名な気候科学者は“スーパーエルニーニョ”が発生すれば、2026年は観測史上最も暑い年になる可能性があると警告している。
■2026年の夏は観測史上最酷暑か
エルニーニョとは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象である。今年はこのエルニーニョがこれまでとは一線を劃す猛威を振るうかもしれないという。
米コロンビア大学の気候科学者、ジェームズ・ジャンセン氏率いる研究チームは、2026年が観測史上最も暑い年になる可能性がきわめて高いと示唆している。その根拠は“スーパーエルニーニョ”の発生が高い確率で予測されるからだ。
もしそうだとすれば2024年に記録された記録を破ることを意味する。2024年には、地球温暖化が産業革命以前の平均気温を初めて1.5度上回った。
研究チームは、人為的な気候変動による温暖化効果と相まって、2026年の平均気温が2024年よりも0.06度高くなると予測している。
ジャンセン氏と研究チームはブログ記事で「その差は十分に大きいので、2026年が最も暑い年になると予測しても差し支えない」と説明する。
現在、地球温暖化はラニーニャ現象による冷却効果によって抑制されており、これまでは2026年は例年よりもやや気温が低くなると予想されていた。
実際、2024年と比較すると、今年の1月~3月の間の平均気温は約0.1度低かった。
今年が記録的な暑さになるためには、4月以降の7カ月間がきわめて暑くなければならない。そして残念ながら、研究チームは今後まさにそれが起こると考えている。

世界気象機関(WMO)の最新報告によると、赤道太平洋では海面水温が急速に上昇していることから“スーパーエルニーニョ”現象が5月か6月にも発生する可能性が高いという。
一部の科学者は、過去140年間で最も強いエルニーニョ現象のサイクルが近づいている可能性があり、地球の気温が急上昇する恐れがあると指摘している。
再びジャンセン氏の研究チームの予測によると、今後数カ月間の世界の気温は、多くの科学者の予想よりもかなり高くなる見込みであるという。研究チームはこれまでのほとんどのモデルは地球温暖化の影響に対する気候の感受性を過小評価していると主張している。
天候の変動の影響をはるかに受けにくい平均海面水温は現在、2023年のエルニーニョ現象が始まる前よりも0.13度高くなっている。
「地球の30%が陸地で覆われていることを考えると、海洋との差が0.13度ということは、2026年の地球温暖化は2023年と比較して0.17度上昇することを意味します」(研究チーム)

研究チームによると、温室効果ガス濃度のわずかな上昇でも、ほとんどの気候モデルが想定するよりも大きな温暖化を引き起こす可能性があるという。これは多くの人が想定しているよりも速いペースで世界がますます温暖化していくことを意味する。
「2024年の世界平均気温は2023年より0.11度高かった。したがって、2026年の平均気温が最終的に2023年を0.17度上回れば、2024年の世界平均気温の記録を0.06度更新することになります」(研究チーム)
この夏、我々は観測史上初の猛暑、酷暑を体験することになるのだろうか。勘弁願いたいものだが自然相手ではどうにもならない。体調管理を心がけるのは言うまでもないが、エアコンの清掃など一足先に暑さ対策を検討してみてもよいのだろう。
参考:「Daily Mail」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊2026年の夏は観測史上最も暑くなる!? 猛威を振るう「スーパーエルニーニョ」と地球温暖化がもたらす最酷暑の危機のページです。温暖化、猛暑、気候変動、エルニーニョ、酷暑などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

