【続報】米政府公開「UFOファイル」162件 —— アポロ月面の閃光、八芒星型UAP、FBI機密事案など注目の中身

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画像は「war.gov」より

 2026年5月8日、米国政府はこれまで機密扱いとされてきた未確認異常現象(UAP、いわゆるUFO)に関する162件のファイルを、専用ポータルサイト「WAR.GOV/UFO」で一般公開した。トランプ大統領が主導する大統領令に基づく機密解除プログラムの一環で、今後も段階的に追加公開される予定だ。アポロ宇宙船からの月面観測記録、FBIが扱った市民目撃事案、ペンタゴンが保管していた赤外線映像など、過去数十年にわたる事案がまとめて表に出た形となる。

PURSUEプログラムとは何か

 今回の公開を担うのが「PURSUE(Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encounters)」と呼ばれるプログラムだ。トランプ大統領が2026年2月19日に発令した大統領令に基づき、国防総省(戦争省)と関連する連邦機関に対し、UAPおよび地球外生命に関するファイルの特定・精査・機密解除を命じたもの。

 ホワイトハウス、国家情報長官室、エネルギー省、NASA、FBI、そしてペンタゴン傘下の全領域異常解決室(AARO)が連携して進めている。トゥルシー・ギャバード国家情報長官は、これが情報コミュニティ全体による継続的な共同作業の第一弾であると確認した。

 公開された162件の内訳は、PDF文書が120件、動画が28件、画像が14件。期間は1947年から2026年までと幅広く、FBI、国防総省、NASA、国務省など複数機関が情報源となっている。すべてのファイルは「未解決」のステータスで、政府が調査したものの正体を特定できなかった事案だ。108件には黒塗り部分があるが、ペンタゴンによれば、これは目撃者の身元、政府施設の位置、UAPと無関係な軍事施設の詳細を保護するためのもので、現象の性質や存在自体に関する情報には黒塗りは一切ないという。

 ピート・ヘグセス国防長官(戦争長官)は声明で、これらのファイルは長年機密の壁の向こうに置かれ、根拠のある憶測を呼んできたと述べ、米国民が自分の目で確かめる時が来たと強調した。ホワイトハウスも、過去の政権が国民を遠ざけようとしてきたのに対し、トランプ大統領は最大限の透明性を提供することに注力していると説明している。

アポロ計画と月面の謎の光

 中でも注目を集めているのが、アポロ12号(1969年11月)とアポロ17号(1972年12月)に関する資料だ。

 アポロ12号では、宇宙飛行士アラン・ビーンが宇宙空間に飛び去る光の閃光を報告していた。着陸地点で撮影された写真には、地平線の上方に未確認現象が見える領域が強調表示されている。

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画像は「war.gov」より

 アポロ17号の資料はさらに具体的だ。月面に降り立った地質学者ハリソン・シュミットは、グリマルディ・クレーター北方の月面で閃光を目撃したと記録している。同ミッション中に撮影された写真には、月の空に小さな明るい光点が3つ集まって写っており、公式な「関心領域」として黄色の枠で囲まれている。

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画像は「war.gov」より

 機内交信記録には、操縦中に窓の外を流れていく明るい粒子について乗組員が交わした会話が残されている。粒子は「ギザギザで角張った断片が回転している」と描写されており、ヒューストン管制官は「液体のようにも見える」と応じている。

 戦争省は、アポロ17号のオリジナルフィルムを入手済みであることを確認しており、NASAと共同で本格的な解析を進めている。3つの光点が「実際にその場に存在した物体」によるものである可能性があるとの予備的分析結果も明らかにされた。この写真は1972年以来、保管庫に眠っていた。

 さらに古い記録としては、1965年12月のジェミニ7号交信記録も含まれる。フランク・ボーマン船長がヒューストン管制に「ボギー(未確認物体)」を報告した内容で、左方向3〜4マイルを通過する数百の粒子と、それとは別の「黒い背景に映える太陽光を浴びた明るい物体」を区別して報告していた。ボーマン自身は後年のインタビューで打ち上げロケットの破片が原因だと一貫して説明していたが、文書は60年間機密扱いだった。

ギリシャ近海のダイヤモンド型UAPと時速500マイル

 現代の軍事関連事案も多数含まれている。特に話題となっているのが、2024年にギリシャ近海で米軍プラットフォームが捉えた2分57秒の赤外線映像だ。AAROの報告書によれば、この物体は「ダイヤモンド型」と描写され、約434ノット(時速約500マイル、約805キロ)で飛行。短波赤外線(SWIR)センサーでのみ検出可能だったという。

 別の映像では、海面付近を時速約80マイル(約129キロ)で飛行する物体が、複数回の90度ターンを実行する様子が記録されている。既存の航空機が瞬間的な90度方向転換を行えば、機体構造も推進系も耐えられないGがかかるとされており、未解決事案として処理された。

 2024年には中央軍が、いびつな形状をした白い光球とその上端にハロー効果が現れる映像も提出している。シリアでの事案では、半透明でオレンジ色の不規則な形状の物体が2秒間だけ現れて消えるという、従来の航空機や兵器の熱信号と一致しない映像が記録された。米インド太平洋軍が日本周辺で撮影した「フットボール型」と公式に描写される物体の9秒映像も含まれる。

八芒星型の物体──2013年中央軍映像

 今回の公開映像のなかでも視覚的なインパクトが際立つのが、米中央軍が提出した1分46秒の赤外線映像だ。撮影は2013年、米軍プラットフォーム搭載の赤外線センサーによるもので、被写体は「腕の長さが交互に異なる八芒星型のコントラスト領域」と公式に描写されている。

 映像ではセンサーがズームインした後、物体が尾を引きながら視野内を動き、いったん画面外へ消え、再び戻って左上から退場する。SNS上ではアニメ『エヴァンゲリオン』の使徒を連想させるとして話題が広がっている。

FBIが扱ったLiDAR技術者チームの目撃事案

 2023年9月、米国南東部の制限空域でLiDAR測量を行っていた経験豊富な技術者3名が遭遇した事案も、新たに追加情報が公開された。中心となる目撃者は、軍用機周辺で15年の経験を持ち、自ら空域を閉鎖する権限を持つ女性技術者だ。

 彼女が報告した物体は、葉巻型で、最寄りの樹木線上空500〜3000フィートに浮かんでいたという。物体の東端には眩しいダイヤモンド色の白い光がリングを伴って配置され、ほぼ静止しながらゆっくり東から西へ移動した後、瞬時に消失したという。色は「金属質のブロンズ」、長さはブラックホーク・ヘリコプター2〜3機を縦に並べた程度(130〜195フィート、ボーイング737に匹敵)、完全に無音だった。

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実際の現場写真に、FBI研究所が作成したグラフィックを重ね合わせたもの 画像は「war.gov」より

 FBIは3名全員から証言を取り、実際の現場写真上に研究室で再構築したグラフィックを重ねた合成画像を作成。今回公開された版(事案番号62-HQ-83894)には、過去の部分公開版にはなかった追加ページが含まれている。彼女は同僚から嘲笑されながらも報告を行ったとされる。

ロズウェル事件の新情報も

 歴史的文書の中には、1947年にダラスFBI支局からワシントン本部に送られたメモも含まれる。空軍少佐がダラス支局に連絡し、ニューメキシコ州ロズウェル付近で「空飛ぶ円盤」と表現される物体が回収されたと報告した内容だ。

 メモは回収物を「六角形」の物体で、直径約20フィートの気球からケーブルで吊り下げられていたと記録している。米政府の長年の公式説明は、回収されたのが機密プロジェクト「モーグル」の高高度監視気球だったというものだが、ダラスFBIメモは物体を六角形(円形でも円筒形でもない)と記し、気球そのものではなく気球の下に吊られていたとしている。今回の公開版には、過去の部分公開には含まれていなかった新たに機密解除されたページがある。

全体像と今後の見通し

 戦争省は、今回の機密解除の対象となる範囲が数十の機関と数千万件の記録に及び、その多くが紙媒体でのみ存在することを認めている。AARO単体でも今年初めの時点で2000件以上の未解決事案を抱えており、それは2022年の発足以降に軍関係チャネルを通じて正式に提出された案件のみだ。それ以前の数十年にわたる情報機関、NASA、国務省、FBIの記録が、PURSUE公開の対象となる。

 WAR.GOV/UFOが公式アーカイブとして機能し、次の公開分は数週間以内に予定されている。トランプ大統領は自身のSNSで、米国民が事実を見て自ら判断する時が来たと述べた。ファイルが地球外生命の存在を直接立証するものではないが、米政府が長年保有してきた未解決事案の規模が、初めて公の検証にさらされる段階に入ったことは確かだ。

(参考:U.S. DepartmentofWar、ほか)

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