米国で90年ぶりの公開処刑? 銃殺刑を「ネット中継」する計画が浮上! 13人を殺害した元陸軍少佐とは

アメリカで今、死刑のあり方をめぐって前代未聞の計画が持ち上がっている。国防総省(ペンタゴン)で行われる予定の銃殺刑を、インターネットを通じて誰もが見られる形で公開するというのだ。
対象となるのは、2009年に米軍基地で銃を乱射し、13人の命を奪った元陸軍少佐のニダル・マリク・ハサン死刑囚(56歳)。執行は12月に予定されていると伝えられている。
実現すれば、米国では約90年ぶりの「公開処刑」となる。一方で、法律家からは実現は難しいとの見方も出ている。
「誰もが見られるようにする」国防長官の発言
計画を公にしたのは、ピート・ヘグセス国防長官だ。ヘグセス氏は保守系テレビ局リアル・アメリカズ・ボイスの取材に対し、ハサン死刑囚の処刑を公開とし、人々が視聴できるよう手配する方針を明かした。

その理由について同氏は、こうした行為には重大な結果が伴うことを社会が理解する必要があるとの考えを示している。報道によれば、トランプ大統領も国防長官のこの提案を承認したという。
米国では死刑の執行自体は珍しくないが、通常は非公開で行われる。立ち会いが認められるのは、死刑囚の家族や被害者の遺族などに限られるのが一般的だ。
過去に米国で行われた最後の公開処刑は、1936年にケンタッキー州で執行されたレイニー・ベシアの絞首刑とされる。今回の計画は、その歴史的な「空白」を約90年ぶりに破るものとなる。
フォートフッド銃乱射事件と元軍医の素顔
ハサン死刑囚は、米陸軍で少佐の階級にあった精神科医だった。2009年11月5日、テキサス州のフォートフッド陸軍基地で銃を乱射し、丸腰の兵士ら13人を殺害、33人を負傷させた。米軍基地内で起きた銃撃事件としては、史上最悪の規模とされる。
2013年の軍法会議でハサン死刑囚は弁護人をつけずに自ら弁論に立ち、殺害の責任を認めた。その後、米国がイスラムに対する戦争を仕掛けていると考え、自分は敵側に寝返ったのだと主張している。
軍に在籍していた当時から、イラクやアフガニスタンへの米軍駐留をめぐって過激な発言を繰り返していたことも指摘されている。それにもかかわらず、彼は軍内で昇進を重ねていた。事件以降は陸軍の施設に収監され続けている。

「現代では前例がない」立ちはだかる法の壁
ただし、計画がそのまま実行されるかは不透明だ。死刑囚の弁護を手がけるジョン・ミルズ弁護士は、銃殺刑をネットで公開するという発想は現代において前例がないと指摘する。
さらに同氏は、この計画は政権による注目集めにすぎず、実現する可能性は低いうえ、正義をもたらすものでもないとの見解を示した。公開には重大な法的ハードルが存在するとされ、今後の議論は避けられない。
背景には、死刑執行をめぐる混乱もある。米国では最近、薬物注射による執行が失敗し、死刑囚が意識を保ったまま病院に搬送される事例が起きたばかりで、死刑のあり方そのものに世界の注目が集まっていた。
この計画が実現するかどうかは、現時点ではまだ分からない。しかし、犠牲となった13人と遺族の痛みを前にして、国家が「刑罰をどこまで見せるべきか」という重い問いが突きつけられていることは確かだ。
参考:LADbible、ほか
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2024.10.02 20:00心霊米国で90年ぶりの公開処刑? 銃殺刑を「ネット中継」する計画が浮上! 13人を殺害した元陸軍少佐とはのページです。死刑囚、死刑、銃殺、ライブ中継などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
