「まぶしい光」の正体は亜光速ワープバブルだった!? ペンタゴンUFO文書と符合するハーバード発の新理論

UFO(未確認飛行物体)目撃談の定番とも言える「まぶしい閃光」や、球状に光る謎の発光体「オーブ」。その正体をめぐり、思いがけない方向から新たな仮説が飛び出した。
ハーバード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ氏と、国際シンクタンク「Applied Physics」の物理学者ショーン・フェル氏が、亜光速で航行する「ワープバブル」が地球の大気圏に突入した場合、極めて強い発光を伴うとする研究をまとめたのだ。
このメカニズムが、国防総省(通称ペンタゴン)が近年相次いで公開しているUFO関連文書に記録された「まぶしい光」や「オーブ」現象と、奇妙に符合するというから見過ごせない。
「ワープバブル」が大気圏で放つ強烈な光
論文をまとめたのは、系外惑星探査などで知られるローブ氏と、Applied Physicsのフェル氏だ。
二人は、光速には届かないものの極めて高速で飛行する宇宙船が地球の大気圏を通過する際、周囲の空気との相互作用によって極めて明るい発光現象を引き起こすとの計算結果を示した。
この発光の性質が、ペンタゴンが近年公開してきたUAP(未確認異常現象)報告書に繰り返し登場する「まぶしい光」や球状の発光体「オーブ」の記述と一致するという。
フェル氏は、ワープ航法が宇宙を移動する手段として極めて優れており、もし地球外生命体が存在するなら、彼らも同様に有利な技術として選ぶはずだと考えるのは自然なことだと、科学系メディアThe Debriefの取材に語っている。
アインシュタインの理論が許す”極小の巨大兵器”
研究チームはさらに、一般相対性理論では、表面がわずか数マイクロメートルのワープバブルの内部に非常に大きな宇宙船を格納できる解も許容されると指摘する。
SF作品さながらの発想だが理論上は矛盾しない。同時に、極小サイズのワープバブルが兵器転用される可能性にも言及している。
超光速の「ワープドライブ」構想は、1960年代のSFドラマ『スタートレック』でお馴染みになったが、数学的な裏付けが与えられたのは1994年のこと。メキシコの数学者ミゲル・アルクビエレ氏が矛盾のない計量を初めて提示した。
フェル氏によれば、光速を超える解には未解決の課題が山積しており、なかでも過去の理論を悩ませてきた「負のエネルギー」の問題が依然として残っているという。今回の論文は、光速を超えないアルクビエレ計量の亜光速版を採用することで、この難点を回避する狙いがある。

査読前論文が示す可能性と、譲らない一線
ただし研究チーム自身が繰り返し強調するのは、この論文がプレプリントサーバー「arXiv」に掲載された段階のものであり、査読をまだ経ていないという点だ。
宇宙人や地球外テクノロジー、ワープドライブそのものの実在を証明するものではないと、著者らは明言している。
あくまで示されたのは、UAP報告に登場する発光現象について、数学的に矛盾しない一つの物理的説明が存在し得るという可能性に過ぎない。
もし地球外からの訪問者が実在するなら、彼らが恒星間を移動する手段として、理論上成立し得るワープ航法を選んでいたとしても不思議ではない――そうした仮説を支える土台が、今回の研究によって示された格好だ。証明にはほど遠くとも、少なくとも「あり得ない話」として片付けることはできなくなったと言えるだろう。
参考:The Debrief、ほか
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