消したはずの子供の写真をAIが掘り起こした…!Meta公式AIの「不気味な質問」に母親が激怒

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イメージ画像 Created with AI image generation

 SNSに投稿した我が子の動画に、AIが不気味な質問を投げかけてきたら——。米ユタ州に住む母親ケイリー・ロビンズさんが、そんな体験をInstagramで告発し波紋を広げている。

 Meta社が提供するAIチャットボット「Meta AI」が、動画に写った子供について執拗に情報を集め始め、数年前に削除したはずの家族写真までインターネット上から掘り起こしたというのだ。

娘との動画投稿から始まった異変

 2026年9月1日、ロビンズさんは車内で娘と一緒に歌う様子を撮影した動画をInstagramに投稿した。

 翌日、著作権通知を受けて投稿を見直すと、Meta AIから「この子供の同乗者は誰?」という質問候補が表示されていたという。ロビンズさんは未成年に関するこの質問に強い違和感を覚え、9月2日に反応動画を公開した。

 好奇心から質問をタップすると、AIは動画に映っていないもう一人の娘も含め、2人の子供に関する情報をネット中から集め始めたという。名前や生年月日、写真や動画までもが次々と表示されたと明かしている。

削除済みの写真と居住地まで浮かび上がった

 集められた情報の中には、ロビンズさんの母親のアカウントに投稿された、子供が新生児だった頃の写真も含まれていたという。

 さらにMeta AIは「ケイリー・ロビンズはどこに住んでいる?」との質問も提案し、無関係に見える過去の投稿が組み合わされ、居場所を特定できる情報として提示されたと訴えている。

 子供の写真投稿にリスクが伴うとの批判は予想されるとしつつも、ロビンズさんはAIが家族の居場所特定を助けるべきではないと主張している。

 自身はMetaから距離を置く決断をしたとし、友人や家族にも子供の写った投稿の削除を呼びかけている。自分のページから写真を消しても、他人のページに残っていればAIが拾い上げると、実体験をもとに警鐘を鳴らした。

Metaは「基準を逸脱していた」と釈明も詳細は不明

 Meta AIは投稿の下に質問候補を自動生成し、ユーザーが閲覧できる範囲の情報を基に回答する仕組みだ。公開設定の投稿や、家族間で共有されるMeta系アプリの投稿も参照対象に含まれるという。

 30万件を超える反響を呼んだロビンズさんの告発を受け、Metaは科学メディア「Futurism」の取材に対し、今回のような質問が提示されるべきではなかったとして、問題は修正済みと回答した。

 ただし、どの安全装置が機能していなかったのか、子供の情報を扱う際の保護策がどう変わったのかは明らかにしていない。ロビンズさんは9月10日の続報動画で、この説明不足への疑問を改めて投げかけている。

AIの急速な進化に募る不安、専門家や遺族も警鐘

 今回の騒動は、AI技術への懸念が広がる最中に表面化した。今月には、Anthropicの元研究者が、制御不能なまま進化するAIが2030年までに人類に深刻な脅威をもたらしかねないとの見解を示し、話題を呼んだ。核兵器の扱い方は人類が学んできた一方、AIの制御法はまだ確立されていないとの指摘だ。

 また、AIチャットボットとのやり取りが深刻な被害につながったと訴える遺族の声も相次いでいる。2024年末以降、複数のAI関連企業に約40件の訴訟が起こされ、少なくとも20件の自殺事案との関連が主張されているという。訴えの真偽や因果関係は、今後の司法判断に委ねられる部分が大きい。

 子供の安全とAIの利便性をどう両立させるか、明確な答えはまだ示されていない。ロビンズさんが投げかけた「一体何が修正されたのか」という問いに、Meta側が具体的に答える日は来るのだろうか。

 便利さの裏側で、私たちが気づかぬうちに手渡している個人情報の重みを、今一度考えさせられる出来事だ。

参考:Daily Mail、ほか

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2024.10.02 20:00心霊

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